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日本でも一昔前、マスコミが持ち上げていた熟年離婚。その傾向があったことは間違いないのですが、一方、韓国では2021年1~3月における離婚件数に関してその4割が熟年離婚が占めていたことがわかったと報じられています。

朝鮮日報によると、統計庁が2021年11月26日に公表した「3月の人口動向」に関して、離婚した件数について初回しています。

それによると2021年の1~3月における離婚件数は2万5206件となり2020年に比べ約3.5%増加しました。その中で40.4%にあたる1万191件が長年結婚生活を送っていた夫婦の熟年離婚でした。過去と比較するとどうなのか。
2020年における同じ月の熟年離婚数は8719件で今年は16.9%増加していました。一方で年間における全離婚件数に占める熟年離婚件数が占める割合については2019年34.7%(3万8446件)、2020年37.2%(3万9671件)と増加し続け今年40%を上回ったとしています。

原因はなんなのか。理由はよくわかっていません。弁護士によると「熟年夫婦で離婚を考えるのは、子供が独り立ちしたことで、それぞれの道を生きよう」というもので、特に男女それぞれに何か問題があって離婚するようなことは少ないとしています。また場合によっては子供から親に離婚してはどうかという促されたという例も少なくないとのこと。つまりそのような夫婦生活を長年していたということになります。


離婚するというこは結婚生活を続けるよりも離婚したほうがメリットがあるためなのですが、子供が成長したから離婚というのはやはりその間に相違があり、我慢した上での離婚という形になっている可能性があります。

では日本はどうなのか。ざくり調べたところ全体の離婚者数における熟年離婚は20%未満で、それほど多い割合は占めていません。また全体の離婚件数は令和元年で約21万件なっており、重複を含めると1年間で40万人がバツイチという数になっています。

ただ全体を見れば離婚率日本も韓国も世界平均くらいで特に高いわけではありません。過去の調査では最も離婚率が高いのはロシアやベラルーシという国になっています。

参考