
ロケットを海上から打ち上げる…?実は海外にはそのようなことを行っているところが極稀に存在します。一方中国では全長162mの船からロケットを打ち上げる海上打ち上げ船の建造を行っており、来年にも完成すると報じられています。
space.comによると、この船は全長162.5メートル、幅40メートルのロケット打ち上げ専門の船で中国の東海岸の山東省海陽市に建設される中国東方宇宙港で使用する目的で建造されているとのこと。
運用できるロケットは長征11号やその他の小型ロケットで将来的には液体燃料を搭載したロケットも打ち上げが可能になるとしています。
中国では長征11号(移動式固体燃料大陸間弾道ミサイル 東風-31A(DF-31A)の衛星打ち上げ型)を黄海からの発射を既に2回行っています。なぜ新たに製造しているのかは不明なのですが、過去行っていた海上打ち上げはアメリカ、ロシアについで3番目に国になったとのこと。
中国の宇宙開発企業は今年2~3回の海上打ち上げを予定していたものの行われておらず、その原因はこの船の建造が遅れている為と考えられるのですが、原因はわかっていません。
記事によると、その理由は国内の4つの主要な発射場の発射スケジュールを軽減するためだとしています。中国は2021年11月時点で41回打ち上げを実施。実はこの数はアメリカの39回を上回っていると言えば状況は把握できると思います。そのため、海上で打ち上げることで混雑を回避するという目的があります。
また海上で打ち上げることで陸上で発射することで生じる空路の確保や落下物による地上の被害も軽減できメリットも多いといいます。そしてより赤道に近いところから打ち上げることで地球の自転速度のアシストもありロケットのパワーをフルに発揮することができ、より大きい貨物も打ち上げることができます。
このように、ロケットの打ち上げ回数など過度に混雑している状況からあえてコストパフォーマンスがどなのかよくわからない船からの発射を行うメリットがあるということになります。つまり、日本のように打ち上げ回数自体が少ないような国ではそれほど必要とされないということがわかります。
運用できるロケットは長征11号やその他の小型ロケットで将来的には液体燃料を搭載したロケットも打ち上げが可能になるとしています。
中国では長征11号(移動式固体燃料大陸間弾道ミサイル 東風-31A(DF-31A)の衛星打ち上げ型)を黄海からの発射を既に2回行っています。なぜ新たに製造しているのかは不明なのですが、過去行っていた海上打ち上げはアメリカ、ロシアについで3番目に国になったとのこと。
中国の宇宙開発企業は今年2~3回の海上打ち上げを予定していたものの行われておらず、その原因はこの船の建造が遅れている為と考えられるのですが、原因はわかっていません。
なぜ海上打ち上げなのか
気になるのはあれだけ広大な国土があり、シーローンチなど現在海上打ち上げをおこなっている(事実上停止)しているロシアなどに比べて打ち上げに適した赤道に近いにも関わらず、海上打ち上げを行おうとしているのかです。記事によると、その理由は国内の4つの主要な発射場の発射スケジュールを軽減するためだとしています。中国は2021年11月時点で41回打ち上げを実施。実はこの数はアメリカの39回を上回っていると言えば状況は把握できると思います。そのため、海上で打ち上げることで混雑を回避するという目的があります。
また海上で打ち上げることで陸上で発射することで生じる空路の確保や落下物による地上の被害も軽減できメリットも多いといいます。そしてより赤道に近いところから打ち上げることで地球の自転速度のアシストもありロケットのパワーをフルに発揮することができ、より大きい貨物も打ち上げることができます。
このように、ロケットの打ち上げ回数など過度に混雑している状況からあえてコストパフォーマンスがどなのかよくわからない船からの発射を行うメリットがあるということになります。つまり、日本のように打ち上げ回数自体が少ないような国ではそれほど必要とされないということがわかります。