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生活空間で発生するカビ。湿度や換気の有無など条件が重なると発生するのですが、最近アメリカ ノースカロライナ州ある海兵隊の兵舎がカビだらけになっており、その状況がリークされるという出来事があったと報じられています。

一般的に軍が使う施設については粗末だったり最低限の装備しかないという簡素なものが多いことも事実なのですが、今回は病気になるレベルでヤバイというものです。

Video shows moldy barracks where infantry Marines live at Camp Lejeune

詳細は不明なのですが、問題となっているのはカリフォルニア州にあるという海兵隊の宿舎HP225という第6海兵連隊第3大隊が配属されているという施設です。実はこの施設、新居とのことなのですが、ゴキブリやカビが巣食うヤバイ空間になっているとしています。

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記事による、今年6月にはこのような問題は「無い」と判断されたにも関わらわず、少なくとも3階建て宿舎の2つの部屋は天井から壁、椅子などありとあらゆるものがカビで覆われているとのこと。この問題について隊員らは問題を訴えているものの、上は取り合ってくれないとしています。

具体的な動きについては、海兵隊の隊員は下士官から司令官に入り、つぎ大隊の衛生担当者に伝えられたといいます。この問題は2021年8月から9月に部隊の再編成が合った際にも同様の問題が訴えられたものの海兵隊はこの建物に入居を命じられたといいます。

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現在特にカビで覆われた部屋は誰も入居しておらず、隙間という隙間がガムテープで覆われ汚染された空気がもれないよう対策がされているとのこと。しかし、海兵隊の上官がここに誰かを住まわせようとしていたといい、指示された隊員は当然断ったと言います。

「お前が住め」レベルなのですが、隊員によると実際は建物全体がカビで覆われており、部屋のどこかにカビが生えていると訴えています。

ちなみに記事によると、カビが生えた環境で生活を強いられる状況は今回が初めてではないとしており、最近では沖縄のキャンプハンセンの海兵隊が2020年に新型コロナウイルスが流行した時に兵舎のカビが問題になった出来事があったとしています。


米国疾病管理予防センターは黒カビについては「カビの危険性を示すものではない」と主張しているのですが、CDCは「様々な健康被害をもたらす」として人間の呼吸器における症状に関連付けられる十分な証拠があるとしています。