F-35 コックピットトレーナー_2

高度にデジタル化された現代の航空機。旅客機をなど墜落しない地上のコックピットトレーナーでの訓練は必須になっているのですが、今回は戦闘機です。ロッキード・マーティンは従来よりも9割も接地面積を小さくした同じコックピットトレーナーを開発したと報じています。

現在運用されている航空機の中で最もデジタル化されたコックピットを採用していると考えられるF-35。従来の戦闘機のように前面にヘッドアップディスプレイが無く、変わりに高価なヘルメットを着用することでパイロットからは機体が透けて見えるなどと言われています。

Lockheed unveils pared-down F-35 trainer with same software capability but a 90% reduced footprint

しかし、そのような戦闘機であっても航空機は航空機。飛べは落ちます。そこでロッキード・マーティンが用意しているのは他の機体と同じようなコックピットトレーナーです。このような装置は旅客機であればリアルに動くものもあるのですが、今回開発したものはまるで3画面に風景を映し出すというまるでPCゲーマーのような構成になっています。

F-35 コックピットトレーナー

こちらがロッキード・マーティンが開発した最新のコックピットトレーナーです。全面には50インチクラスと考えられるディスプレイを3つ配置。コックピットに目をやると、椅子にジョイスティック。全面にはF-35のコックピットにあるようなタッチスクリーンと考えられるディスプレイがあります。

これで接地面積9割減というのが信じられないのですが、同社によると、従来のものは完全になコックピット再現のため、360度の視界を再現できるようなドーム型になっているとのこと。この装置は既に世界中に100個以上設置されているらしく最も広く使われているトレーナーになっているとのこと。

当然、このようなものは高価で設置も限られるのですが、同社は同じソフトウェアを用いて簡素化されたトレーナーを開発。変更点については見ての通りなのですが、コックピット周りとしては、緊急時にしか使わない装置を取っ払うなどしており、元海兵隊の戦闘機パイロットの評価によると、従来の75%ほどの訓練が行えるとしています。

このトレーナーの最大の利点は扱いやすさです。こちらの画像を見ても分かるように実はディスプレイなどを折りたたみまとめて移動可能なものになっています。

F-35 コックピットトレーナー_1

また場合よっては数時間あればバラバラに解体することができるらしく、別の場所で組み立てることができるため例えば空母の内部に持ち込んで組み立てたり、トラックのコンテナの中でも使うことができるとのことです。

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