2015年に運用されたばかりんも新しい機体エアバスA350に関して機体塗装に明らかな欠陥があり、これが原因で一部で飛行することができないという事態に陥っていると報じられています。
航空関連のニュースサイト『AIRLive』によると、エアバスのA350シリーズに関して新しく納入されたわずか2週間後程度で表面の塗装がバキバキに割れるという明らかな欠陥を抱えていると報じています。
REPORT Airbus A350s of at least six airlines are suffering paint flaw - AIRLIVE
記事によると、この欠陥が原因でカタール航空などはA350-1000などを含むA350シリーズ13機を飛ばすことができない他、他社の航空会社も20機ほど飛ばす事ができないという問題が発生しているとのことです。
現在この不具合はロイター通信によると、エールフランス航空なども含めて合計5社以上から既に報告されているといい、例えば飛行環境や整備などの差による不具合ではなく、機体製造上の明らかな欠陥であることはほぼ間違いない状況です。
▼このようなメッシュ構造の上で剥離が発生している
その一つフィンエアーによると、2016年10月にヨーロッパ地域ではじめてA350が納入されてから1年後に塗装の破損を報告。他の航空会社はA350で1平方メートルほどの範囲で同じ用に剥離が発生。キャセイパシフィック航空は納入されてからわずか2週間で塗装の損傷を報告していたそうです。
キャセイパシフィック航空は別のメーカーが作った塗料を塗り飛ばしており、他社についても同様の対応をしているそうで、安全面については特に問題はないと説明しています。
ただ、カタール航空はこの問題を深刻に受け止めているのか疑問を持っているらしく「エアバスが根本的な原因を突き止め、根本的に塗装問題を修正し、カタール航空と規制当局をクリアできるようモノにしてから、今後の導入するA350を引き渡すことを期待している」と声明を出しています。
▼塗装剥離が報告されている箇所。このように避雷の金網構造の上にある箇所が剥がれている。
少なくとも2016時点でエアバスはこの問題を認識していたにも関わらず、なぜ今もまともな対応を行えていないのか。原因は不明ですが、これについては現時点でも根本的な解決はできていません。ただ原因についてはわかっているらしく、胴体と炭素繊維の間に張り巡らされているといい、避雷時に役立つ銅製の構造を変更することで対応できるのではないかとしています。
ただそうなるとかなり大規模な改修が必要になる可能性があり、同社として原因については今後も調査してくとしています。
エアバスA350ことA350 XWBは2013年に初飛行、2015年に運用が始まった機体で、現在A350-900および-1000が174機あまり運用されています。この機体については日本航空が現在9機運用しています。
REPORT Airbus A350s of at least six airlines are suffering paint flaw - AIRLIVE
記事によると、この欠陥が原因でカタール航空などはA350-1000などを含むA350シリーズ13機を飛ばすことができない他、他社の航空会社も20機ほど飛ばす事ができないという問題が発生しているとのことです。
現在この不具合はロイター通信によると、エールフランス航空なども含めて合計5社以上から既に報告されているといい、例えば飛行環境や整備などの差による不具合ではなく、機体製造上の明らかな欠陥であることはほぼ間違いない状況です。
▼このようなメッシュ構造の上で剥離が発生している
その一つフィンエアーによると、2016年10月にヨーロッパ地域ではじめてA350が納入されてから1年後に塗装の破損を報告。他の航空会社はA350で1平方メートルほどの範囲で同じ用に剥離が発生。キャセイパシフィック航空は納入されてからわずか2週間で塗装の損傷を報告していたそうです。
キャセイパシフィック航空は別のメーカーが作った塗料を塗り飛ばしており、他社についても同様の対応をしているそうで、安全面については特に問題はないと説明しています。
ただ、カタール航空はこの問題を深刻に受け止めているのか疑問を持っているらしく「エアバスが根本的な原因を突き止め、根本的に塗装問題を修正し、カタール航空と規制当局をクリアできるようモノにしてから、今後の導入するA350を引き渡すことを期待している」と声明を出しています。
▼塗装剥離が報告されている箇所。このように避雷の金網構造の上にある箇所が剥がれている。
少なくとも2016時点でエアバスはこの問題を認識していたにも関わらず、なぜ今もまともな対応を行えていないのか。原因は不明ですが、これについては現時点でも根本的な解決はできていません。ただ原因についてはわかっているらしく、胴体と炭素繊維の間に張り巡らされているといい、避雷時に役立つ銅製の構造を変更することで対応できるのではないかとしています。
ただそうなるとかなり大規模な改修が必要になる可能性があり、同社として原因については今後も調査してくとしています。
エアバスA350
エアバスA350ことA350 XWBは2013年に初飛行、2015年に運用が始まった機体で、現在A350-900および-1000が174機あまり運用されています。この機体については日本航空が現在9機運用しています。