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私達が普段口にするものの中に含まれる着色料。これには合成着色料と天然着色料の2つが存在しています。今回紹介するのは『青色1号』などと表記されることがある合成着色料です。私達人体にどのような影響があるのでしょうか。

色鮮やかなお菓子、場合によっては発がん性があるとされる合成着色料があります。例えば冒頭に紹介した青色1号は菓子類や清涼飲料水に用いられることがあるのですが動物実験では発がん性が確認されておりヨーロッパ諸国では添加そのものが禁止されてます。

How Much Risk Do Synthetic Food Dyes Actually Pose to Your Health? Here's The Science

もちろんこのような合成着色料は発がん性以外も例えばアレルギーを引き起こすなどとしてヨーロッパ諸国では同様に規制されている場合があります。



ではいったい何が原因で私達の人体で合成着色料がガンにつながるのでしょうか。かなり難しい内容が記載されており誤りがある可能性があるのですが、例えば口から入った発がん性が疑われる合成着色料は腸内バクテリアが理由で結果的に発がん性を示す場合があるといいます。

このような合成着色料は腸内をめぐる過程で腸内細菌が合成着色料(合成色素)を分解、これがガンの原因になる分子に変化させてしまうというものです。他には腸内細胞のDNAやタンパク質に結合することで炎症を引き起こし結腸や直腸にダメージを与えることでガン化につながるというものです。

このような研究はマウスを用いた生体実験で合成着色料がDNAを損傷させることがわかっており、摂取量を多くすればするほど大腸がん細胞にDNA損傷を引き起こしていたとしています。ただ、これは大量のそれを与えたマウスつまり研究室内での実験で確認されたというものであって、人やその他の動物で再現できるのかはよくわかっていないといいます(そもそも人命がかかっており研究が難しい)

2016年の調査では子供向けの商品の実に6割に人工着色料が含まれていることがわかっています。人類が人工着色料を完全に無くすことはできないため、大腸がんの他のリスクである赤肉やアルコールの摂取を控え、全粒穀物をとるなどの食品を接種することが望ましいとしています。

*抄訳したものを掲載しています