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子どもたちが心待ちにしているサンタクロース。誰もが幼い頃その存在に疑問をもちつつも楽しみにされた方も多いと思うのですが、最近イタリアのカトリック教会の司教が「サンタクロースはいない」などとあろうことか子供に伝えたことで謝罪する出来事があったとのこと。

BBCなど海外メディアによるとイタリア南部シチリアにある、キリスト教カトリック教会のアントニオ・スタリアーノ司教が子供たちに「サンタクロースはいない、あの赤い衣装はコカ・コーラが宣伝で着せたものだ」などとゲロってしまい謝罪する出来事があったと伝えてます。 
現地メディアによると、当時子供らを集めて宗教行事を行っていたとい、その時に何を思ったのか「サンタクロースはいない」などと語りだし、あの赤と白のよく考えれば謎の衣装に関しても「コカ・コーラ社が宣伝用に作り出したものだ」などと『司教解説』を始めたといいます。 

司教によると「子供にクリスマスの真の意義を知ってもらいたかった」などと話してたものの時既に遅し。これを知った保護者らが何故か激怒しはじめこの地域を管轄しているアレッサンドロ・パオリーノ神父は謝罪する事態になったとのこと。

パオリーノ神父は教区のフェイスブック・ページに「司教になり代わり、(サンタはいない発言で)小さいお子さんたちをがっかりさせてしまったことについて謝罪します。 司教には、お子さんたちを悲しませるつもりなどありませんでした」としています。

またこの神父は現在のサンタクロースが単に商業的な過剰消費イベントになっていることについて批判。「このようなモノを消費するでのはなく、互いを思いやる『贈り物』を増やしましょう」と神父は解説しています。

一連の出来事についてはサンタ・クロースの由来とされる歴史上の聖ニコラウスについて解説するなかで、ことなったサンタクロース像になっていることについて子供たちに語っていたのだと弁明。この聖ニコラウスは紀元3~4世紀ごろに現在のトルコにあたるローマ帝国領で活動していたという人物で弱者や貧者を救ったとという数々の伝承が残されているとしています。

この発言についてネット上では「神などいない」「宗教が商業主義否定って噴飯モノだけど」などと宗教対する批判も一部寄せられていました。