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人類が開発した兵器の中で最大の攻撃力がある水爆を含む核兵器。この兵器に関して今後10年以内に保有するであろう国について、イラン・日本、そして韓国が挙げられました。

海外メディアによると、このアンケートは外交・安全保障の専門家ら50人を対象に調査したもので、今後10年以内に核兵器を保有する可能性があると指摘した国です。

「10年以内に核兵器を保有する可能性がある国」にイラン・日本・韓国…米専門誌アンケート調査-Chosun online 朝鮮日報

まず「今後10年間に核兵器を保有する国が増えるとの見方に同意するか」という質問について、「強く同意する(6人)」「同意する(15人)」が21人。「同意しない」」(19人)」と「強く同意しない(2人)」を合わせた意見も同じ21人。8人は中立でした。

その中で、20人がイラン、日本が8人、韓国7人、サウジアラビア5人、台湾も3人が核武装の可能性がある国と指摘しました。

国際戦略研究所非拡散・核政策局局長に関しては「イラン、サウジアラビア、台湾、韓国、日本がダークホースだ」と指摘。カーネギー国際平和財団副理事長も「今後10年で核兵器を保有する四つの候補国はイラン、サウジアラビア、日本、韓国」とし同じ意見でした。

ドイツは核兵器がある

日本や韓国ついては北朝鮮が核兵器を事実上保有していること、そして中国とロシアが核兵器を保有していることなど周囲をぐるりと核兵器保有国で囲まれている状態です。アメリカが仮に北朝鮮の核兵器を認めた場合は日本や韓国が保有も高まる可能性が高く、いずれにしても日本の安全保障では重大な意味を持ちます。

日本では非核三原則がありますが、特に憲法などでそれが記載されておらず、あくまで原則という言葉だけが存在しています。しかし、その言葉が国家・国民の生命・財産よりも優先されるというのであれば話は別ですが、当然時代の変化に合わせて変化するのは当然です。

ちなみにドイツにはアメリカが運用する核兵器が国内に存在しており、直接使用することはできないもののニュークリア・シェアリングとして事実上の核兵器保有国のような扱いとなっており、日本もこのような方向で配備される可能性があります。