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イギリス国防省によると、2021年12月14日中東地域でISISに対する米空軍との共同ミッションシェーダー作戦中に同軍が運用する戦闘機ユーロファイター・タイフーンから放ったミサイルで無人機を撃墜したと発表しました。

The Driveによると、この出来後については14日無人機が活動地域に連合軍に対して驚異となると判断され撃墜したとしています。イギリス空軍はこのドローンが武装されていたのかについては認識していないものの、排除が決定されたとのことです。

British Typhoon Fighter Downed A Drone Over Syria For Its First Air-To-Air Kill

当時使用したミサイルについては赤外線線誘導方式のMBDA 高度短距離空対空ミサイル(ASRAAM)としており、このミサイルは現在オーストラリア空軍でも運用されています。このミサイルは同様の赤外線誘導ミサイルであるAIM-9X サイドワインダーなどのミサイルよりも射程が長いという特徴があります。

撃墜した現場については地中海東岸のキプロス島にあるイギリス空軍のアクロティリ空軍基地から離陸した機体としており、どうやら洋上げ撃墜した可能性があります。また当時、ドローンは2機飛来しこの内1機を撃墜したところ、もう1機は進路を変えエリアを出たとのこと。

73年ぶりの撃墜


実は今回、イギリス空軍が敵の航空機を撃墜したのは公式記録では1948年以来初めてになるとのこと。ただ、これには理由があり1980年代のフォークランド紛争で撃墜例あるのですがこちらはアメリカで開発された機体ということで今回の表現には当てはまっていません。

つまりイギリス人パイロットがイギリスも開発した戦闘機で撃墜した機体で撃墜したのが73年ぶりということになります。