海外における自動車のトレンドがいわゆるエンジンから電気自動車にかかりつつある現在。その車に搭載されているバッテリーに関しては通常のスマホバッテリーのように回収することで再利用が行われています。一方韓国ではこの廃バッテリーの法規などが存在せず回収されてまま放置されていると報じられています。
今世紀前半にも新しく販売される乗用車の大半、もしくはその全てが電気自動車になるとも言われているEVシフト。一方でこの車のリサイクル、特にリサイクル可能なバッテリーの取り扱いについては国によって差が生じているそうです。
電気自動車の販売に力を入れている韓国ではどうなのか。実は遅れている国の一つになっているそうです。朝鮮日報の記事ではスマートフォン用のバッテリーは分解してリサイクルされているものの、EVの廃バッテリーのような感電などの危険性があるような大型のものについては安全性評価の基準のような規定が整っていないとしています。
記事によると、現在韓国で回収されたEVの廃バッテリーは3箇所に集められているものの、保管されているバッテリーの数は582個。実はこのバッテリーに関しては勝手に処分したりすることはできないようです。
その理由については韓国政府がEV車の購入者に対して補助金が出されているものの、実はこの廃バッテリーをリサイクルするような方法で一部をお金を回収するような運用方法になっているらしく、回収されたものは自治体を通じて保管場所に送られるといいます。
しかしこの保管後のリサイクルが全く成り立っていません。2年後には約6000個、2026年には4万個程度の廃バッテリーが出てくるとされているものの、リサイクルに関する法規がまったく整備されておらず貯まる一方だといいます。
このEV車のバッテリーについては分解して改めてバッテリーにする以外も、例えばまだ使えるものであれば一定の基準を設けてESS(エネルギー貯蔵装置)としてそのまま再利用するなどの方法もあるそうです。しかしそれをするにも法規がまったくなく利用するような事ができないとのこと。
業界によると今から安全基準を設けそれをクリアするような運用方法ができたとしても、2年ほどの研究や調査期間がかるとしており、法規が定まったとしてもリサイクルはさらに遅れるとしています。
海外を見ると、中国のように電気自動車をさらに推し進めている国では回収から再販売ができるような法規が既に整っており、ドイツでもリサイクル工場が稼働、日本では2016年時点で廃バッテリーを再利用したESS(エネルギー貯蔵装置)で家庭向けのものが既に実用化されているとしています。
参考
電気自動車の販売に力を入れている韓国ではどうなのか。実は遅れている国の一つになっているそうです。朝鮮日報の記事ではスマートフォン用のバッテリーは分解してリサイクルされているものの、EVの廃バッテリーのような感電などの危険性があるような大型のものについては安全性評価の基準のような規定が整っていないとしています。
記事によると、現在韓国で回収されたEVの廃バッテリーは3箇所に集められているものの、保管されているバッテリーの数は582個。実はこのバッテリーに関しては勝手に処分したりすることはできないようです。
その理由については韓国政府がEV車の購入者に対して補助金が出されているものの、実はこの廃バッテリーをリサイクルするような方法で一部をお金を回収するような運用方法になっているらしく、回収されたものは自治体を通じて保管場所に送られるといいます。
しかしこの保管後のリサイクルが全く成り立っていません。2年後には約6000個、2026年には4万個程度の廃バッテリーが出てくるとされているものの、リサイクルに関する法規がまったく整備されておらず貯まる一方だといいます。
このEV車のバッテリーについては分解して改めてバッテリーにする以外も、例えばまだ使えるものであれば一定の基準を設けてESS(エネルギー貯蔵装置)としてそのまま再利用するなどの方法もあるそうです。しかしそれをするにも法規がまったくなく利用するような事ができないとのこと。
業界によると今から安全基準を設けそれをクリアするような運用方法ができたとしても、2年ほどの研究や調査期間がかるとしており、法規が定まったとしてもリサイクルはさらに遅れるとしています。
海外を見ると、中国のように電気自動車をさらに推し進めている国では回収から再販売ができるような法規が既に整っており、ドイツでもリサイクル工場が稼働、日本では2016年時点で廃バッテリーを再利用したESS(エネルギー貯蔵装置)で家庭向けのものが既に実用化されているとしています。
参考