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太陽系の岩石惑星として地球とほぼ同じサイズの金星があります。ただし、その地表は地獄の中の地獄のようになっており、人間を含め地球上の生命ならば秒で死ぬような環境になっています。しかし近年、大気に生命の可能性を示す物質が見つかったことで、最近、金星に生命がいるかもしれないという論文が発表されました。

この論文を執筆したのはマサチューセッツ工科大学の惑星科学者であるサラ・シーガー教授です。この教授らは2020年に金星の大気にホスフィンという物資が含まれていることを発見。このホスフィンは地球上ではほぼ生物により作られており、=金星に生物いるんじゃね?という現在の説につながりました。


ホスフィンは地球上では生物以外も火山活動や隕石、雷でも自然に発生することはあるのですが、その量は極めて微量であり金星で見つかった量は自然発生量を上回っていたとしています。それが見つかったのは金星の地獄のような地表から60km、摂氏30度の大気中だったとしています。



ただ、このホスフィンについては金星のマントルに含まれるリン化合物が火山とともに大気中に放出され金星の硫酸と反応した結果ホスフィンが作られる可能性があるという指摘があるものの、よくわかっていません。


このホスフィンは地球上にある望遠鏡を用いた研究で見つかったもので、金星に生命がいるのかいないのかは直接金星で調査したほうが手っ取り早いということになります。

教授らは「ホスフィンと同様に生命活動によって合成される化学物質であるアンモニアが存在しており、このアンモニアで硫酸が中和され生命が存在しうる可能性がある」とも指摘しており、よくわかっていない金星の科学プロセスを解明することでそれが金星由来なのかそれとも生物由来なのかを今後調査します。

そのような探査機は2023年から随時打ち上げられるといい、このプログラムにはこの教授も参加しているとのことです。
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