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新型コロナウイルスについて国内ではわかっているだけで170万人以上が感染しています。一方で、これに感染すると後遺症が残るという問題が報告されているのですが、現在どのような事がわかっているのか紹介していきます。

ブルームバーグ通信によると、米国国立保健院(NIH)科学者らの研究結果として、新型コロナウイルスに感染することで、少なくとも数日以内に呼吸器官を介して脳・心臓など身体ほぼすべての臓器にウイルスが拡散していたことがわかったと報じています。

NIH研究チームは、米国で新型コロナウイルスで死亡した最初の年に死亡した患者44人を剖検、広範なサンプリング分析を行った結果このようなことがわかったとしており。例えば6人の脳細胞からは新型コロナウイルスが検出。他にも心臓・小腸・脾臓など他の臓器でも同じようにウイルス検出されました。

通常、病原体や危険物質から脳を保護する脳血管障壁というものがあるそうなのですが、新型コロナはこれを貫通していました。

無症状で合併症を起こした場合も全身感染している

無症状や軽症状を示した患者も例外ではなかったとしており、例えばコロナ症状は軽かったものの、その後、合併症で亡くなった青少年の遺体を解剖した結果については、やはり全身感染が起こったことが確認されています。

このようなことから大部分のコロナ患者は風邪に似た呼吸器疾患を経験するものの、これはウイルスが血流を通して全身に広がる過程で肺組織感染が最初に現れるためだという主張を裏付ける内容になったとしています。つまり咳のような症状が出始める時点で体内にウイルスが拡散されているとのいうことになります。

感染から230日後もコロナ見つかる

それだけではなく、とある新型コロナ患者については230日が経過した時点でも体内でコロナウイルスRNAが確認された事例もあったといいます。これは『はしかウイルス』と同様に持続感染症例と同様のケースだとしており、コロナウイルスが遺伝情報の一部に欠損が生じた「欠損ウイルス粒子」の形態で体内感染した結果として解釈されているそうです。

研究者らはこのような結果を総合して感染者が長期的な後遺症を患う潜在的な原因になる可能性があると判断しており、特に今回の研究では「コロナ感染後の記憶力・集中力低下など認知障害が誘発される理由が確認された」説明もされているらしく、これまでよくわかっていなかった感染後の脳がキリの中にいるような感じがするというのは間違いのない後遺症ということになりそうです。

参考
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