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2021年10月初旬、アメリカのシーウルフ級原子力潜水艦コネチカットが海底山脈に激突したなどとして損傷する事故が発生しました。この修理に関して現在約5000万ドル、57億円の修理費が計上されていると報じられています。

この原子力潜水艦は南シナ海を航行中に何らかの衝突事故が発生。その数日後に事故が報じられ、浮上しながらグアムの海軍基地まで自力で航行しました。今年10月以降はグアムで2ヶ月間、調査と応急処置が行われました。
そして2021年12月末、ようやくコネチカットはアメリカ本土ワシントン州に到着しました。この潜水艦はもちろん潜ることはできません。

原潜コネチカットに関して、具体的になにをどう修理するのか詳細は明らかになっていません。少なくとも艦首部分の巨大なソナーを収めたソナードームが壊れておりこのソナードームそのものの修理だけでも約1000万ドル(10億円程度)かかると見られています。
そのため残りの4000万ドルで全部が修理できるのかは不明であり、この総額は更に膨れ上がる可能性が高いと見ています。

ロサンゼルス級原潜の例

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米海軍では2006年にロサンゼルス級原潜サンフランシスコが衝突し同じ海山に衝突し艦首部分を大きく損傷する事故が発生しています。こちらの例では現在の価値で1億900万ドル(125億円)の修理費がかかっています。

いずれにしても5000万ドルについてはコネチカットを修理するための頭金レベルにしかならないという見方が強く、それどこか修理にいったい何年かかるのか修理時間もよくわかからないとしています。

ちなみにサンゼルス級潜水艦サンフランシスコに関しては修理された後は結局ものとの任務に戻ることはなく、海軍原子力訓練コマンド隷下の原子力学校において繫留訓練艦として運用される予定です。このように損傷した傷物の潜水艦は残念ながらこれまでのようにフルに活動できる船として利用はされないようです。
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