牛用VR1

食材の一つとして、特にお菓子や洋食には欠かせない牛乳。これを生産する乳牛についてトルコのとある酪農家がVRゴーグルをつけて大自然を見せたところ取れる牛乳の量が1頭あたり5リットル増えたと報じられています。

トルコ中央部に位置するアクサライで酪農を営む農家Kocakさん。この人物、過去にロシアのモスクワで獣医と協力し牛用のVRゴーグルを開発装着したところ、採れる牛乳の量が増えたという内容を見たらしく、本当なのかどうか調べるため試しに購入したといいます。

İneklere sanal gerçeklikle yeşil çayırları izleterek süt üretimini artırmayı hedefliyor

Kocakさんによると、春・夏・秋は外で飼育しているものの冬は牛舎の中に閉じ込められた状態になるため採れる牛乳の量が減ると言います。トルコでは飼料価格も高騰してることもあり、牛乳の生産量をなんとか増やしたいということもあって、今回VRを試しにやってみたといいます。

▼ロシアで開発された牛用VR
牛用VR

その結果どうなったのか。今回対象になった乳牛からは1日あたり22リットル採れていたものの、VRゴーグルをつけたところなんと27リットルも採れるようになったといいます。Kocakさんによると、牛が日当たりのいい外にいると思い込み多くの牛乳を作るようになったのではないかと見ています。

Kocakさんによると、これまで音楽を聴かせたり考えられることは全部やったということを話しているのですが残念ながら目立った効果はなかったそうです。

Kocakさんは今後ロシアから専用に開発された装置を10セット取り寄せて牛乳の生産を始めたいとしています。