天安門広場

世界一の人口を誇る中国。近々インドがそれを超えるともいますが、最近中国当局は国内の人口の統計結果を発表しました。それによると国内の男女比は男性が3362万人も多いという数値になったとしています。

中国国家統計局は17日に2021年の中国経済データを発表した。それによると、同年末時点の全国の人口(31の省・自治区・直轄市と退役軍人の人口を含み、31省・区・市に居住する香港・マカオ・台湾の居民および外国籍者は含まない)は前年末比48万人増の14億1260万人に達した。中新財経が伝えた。

Record China
中国といえば長らく一人っ子政策を推し進めてきたものの、最近は2人、2021年5月には3人まで子供をもうけることができるようになりました。その理由については少子高齢化です。

ではそんな中国ではいったいどのような数値になっているのか。中国国家統計局が発表した2021年における統計として、人口は前年に比べて48万人増加し14億1260万人となりました。

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こちらが年ごとの人口増加率になるのですが、右肩下がりとなっていることがわかります。
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出生率についても2を割っているのですが、2000年前後から若干のほぼ横ばいか若干の持ち直しが確認できます。

一方で3362万人も男性が多いと聞くと確かに歪があるように感じるのですが必ずしもそうでもありません。中国では女性100人に対して男性が104.88となっているのですが、日本では逆に女性100に対して男性が94.8となっています。つまり中国は男性が多く、女性が多いということになります。

これは年代別に見る必要があるのですが日本では50歳以下では男性が多く、それ以降は女性が顕著に多くなっています。特に100歳以上では男性は女性の1/6しかいません。このようなこともあり日本では見かけ上男性が少ないということになっています。(参考

一方中国はどうなのか、日本の例を先に出すとなんとなく予想が付きそうなのですが、中国では65歳ごろに男女比が逆転し女性が多くなっています。ただ日本のように顕著に女性が多いということにはなっておらず、100歳以上でも男女比は男性の数は女性の1/3程度となっています。

中国でもわかもの世代では男性のほうが多いのですが、日中で比べると15歳未満の男女比は女性100に対して105、中国は116程度になっていらしく、男性が多いというのも納得できる数値になっています。(参考)