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近年、プラスチックが云々と、これを削減するような動きが見られますがその一環として長年研究されているのはプラスチックの代替品です。様々なものがそれに置き換わる特性を秘めているのですが、今回は砂糖をベースにしているという研究です。

地球上の環境で安定しており、安価なプラスチック。スマホからテレビ、PCなど、今触ったり座っているものにもプラスチックは使用されているのですが、一方で環境に悪いと近年よく言われるようになりました。
では人類は革命的なプラスチック素材を完全に代替できる何かを持っているのか。残念ながらそれはありません。

一方で研究は進められているのですが、今回はその一つ、砂糖から同じような素材を作るという案です。英国のバーミンガム大学と米国のデューク大学の科学者が発明したもので、原料は糖アルコールです。専門的な内容が多く誤りがある可能性があるのですが、イソイディドとイソマンニドがそれになります。

イソイディドをベースにしたポリマー素材は高品質のプラスチックに匹敵する強度を備えていることが判明。イソマンニドをベースにしたものはプラスチックは、変形した場合に元に戻る力があるなど高い弾力性も備えていることがわかりました。
もちろんリサイクルが可能でその両方がリサイクル前の同じ強度と弾力性を示したとされています。

一方で自然由来の素材であるため少なくともプラスチックよりも分解が速いとしているのですが、具体的にどのくらいで分解されるのかなどの数値は記載されていません。

この砂糖がベースになっているプラスチック開発に関して商業化するためのパートナーを探しているとしており、現時点で市販されるなどの具体的な動きありません。研究者側は「これらの材料は、環境で容易に劣化しない石油化学由来のプラスチックに取って代わる可能性がある」としてるのですが、現時点で問題になっている生産コストと未確認の潜在的な環境影響を研究・評価する必要はある説明しています。

参考