F-35C

海外メディアによると空母艦載型のF-35Cが着艦に失敗し空母上で作業していた乗組員ら7人が負傷したと報じられています。

軍事メディアの米海軍研究所などによると、事故があったのは現地時間1月24日、南シナ海を航行中だったミニッツ級空母3番艦「カール・ビンソン」で着陸に失敗したF-35Cのパイロットは脱出し無事だったとしています。

Landing Mishap Aboard USS Carl Vinson: F-35C Pilot Ejects, 7 Sailors Injured - The Aviationist

実はこの事故が発生したのは南シナ海でアメリカの空母2隻および、日本の海上自衛隊の駆逐艦などが参加した大規模な合同訓練を行っていた(進行中)に発生したとしています。パイロットは緊急脱出したとしており、F-35Cは海に落下。パイロットはヘリコプターで収容されたとしています。

▼空母におけるF-35Cの運用。従来のようにフックとワイヤーを利用し強制停止させる


具体的にどのような事故になったのか動画や写真などは公開されておらず状況は不明です。米太平洋艦隊の報道官も「事故については現在調査中」と発表しています。

F-35についてはその開発中に墜落事故を発生させたことがないという珍しい機体になっており、これが軍に配備後にいくつか墜落事故が発生していました。また空母の着艦に失敗し墜落するという事故についてはこれ自体が珍しいのですが、同機では初めて発生しました。

負傷者については、3人がフィリピンのマニラにある医療施設に運ばされたとしており、症状は重い可能性があります残りの4人については空母内の施設で治療されているとのことです。