image232

日本では機関や市民らの活動で数が少なくなった野良犬。一方で海外では野良犬が問題になる事例も報告されているのですが、今回は韓国です。済州島という韓国最南西に位置する島では2000匹もの野良犬により被害が報告されているとのことです。

火山島『済州島』、日本語にするとチェジュ島と呼ばれておりみなさんも一度くらいは耳にされたことがあると思いますがこの縦31km、横73km、人口66万人という比較的多くの人が暮らす島で問題視されているのは野良犬です。

제주 중산간 유기견 2,000마리... "죽이지 말고 입양 길 터주세요"

韓国メディアによると、あくまで海抜300~600m付近のエリアだけで最大で2168匹ほどのお野良犬が生息しており、このエリアにおける最上位捕食者になっていると指摘しています。もちろんこのような犬は突然湧いて出たのではなく、島民が捨てたり脱走したりした犬が野生化、繁殖したものだと報告書では結論づけています。

image233

問題はこの野良犬がこのエリアでの野生動物や牛といった家畜も捕食しているという点です。人に対する被害については具体的な記載はないのですが、狂犬病などの疑いが当然でてくるところでありその対応は人間に求められるということになります。

ネット上を調べても特に野良犬に対する被害については不明なのですが、済州動物圏研究所長によると「人が近づくと逃げる場合がほとんどだ」としており、「捕獲器などを用いて避妊手術をさせるなどの対応が必要だ」と訴えています。

一方で済州大学の調査として市民アンケートではペットの犬が野良犬になる理由は動物登録の実行不足だとしており、かつ罰則と取締が不備があると指摘する人も多いとしています。