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各地で殺戮を繰り返しているイスラム国に関して先日そのトップのアブイブラヒム・ハシミを結果的に殺害(自爆)することができたとしていますが、当時強襲作戦に投入された米ヘリの1機が機体トラブルで爆破していたことが明らかになりました。

イスラム過激派組織、いわゆる「イスラム国」最高指導者としてアメリカから抹殺の対象になっていたアブイブラヒム・ハシミ・クラシに対して今月1日に強襲作戦を実施。結果的に作戦には成功したものの特殊部隊の輸送に使用したMH-60Mが離陸できなくなり爆破していたと報じられています。

このMH-60Mとはアメリカの主力ヘリとなるブラックホークの改良型でアメリカ陸軍の特殊部隊を輸送するための特殊作戦機となります。この同型機としてはウサマ・ビン・ラーディンの抹殺に使用されたMH-60のステルス仕様のヘリが存在しています。


具体的な事故については詳細は明らかになっていないのですが、投入されたMH-60Mについてもこれまで明らかにされていなかった特殊な装備が搭載されていたとされており、着陸後、離陸することができないと判断されたとのこと。そこで機密に関わるアイテムはすべて取り外した上で機体を爆破。乗員らはすべて別のヘリで帰投したとのこと。
この事故については墜落したのではなく負傷者もでていないとしています。

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今回の作戦については投入された部隊の規模は複数のAH-64Eアパッチ、MH-47Gチヌーク、およびMH-60Mと無人航空機としており、同様の襲撃作戦としては8機のヘリと50~100人規模の組織で行われた可能性があり、作戦中の事故は想定済みでだったことが伺えます。