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韓国の複数メディアによると、今月18日1日あたりの感染者数が過去最高となる10万9831人となったと報じています。これは先週の約2倍という驚異的な伸びになっています。

これまで比較的低い推移で新型コロナウイルスの感染拡大が広まっていた韓国で2021年1月下旬より新型コロナウイルス、オミクロン株による感染拡大が広まり先日はついに10万人を超えるという驚異的とも言える感染拡大が発生しています。

数値としては2週間前の2月4日が2万7000人で現在はその4倍、1週間前は5万4000人で現在の約2倍と1週間で先週の2倍の新規感染者がでているという規模になっています。中央防疫対策本部によると今後の予想として感染拡大は抑えられないという予想を発表しており、月末までに1日あたり13~17万人、来月中旬ごろでは27万人という規模になるとしています。

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韓国における2回目のワクチン接種率は85%、3回目は日本より遥かに多い57%となっており、新型コロナの感染者数が減っていないことを考えると3回目接種の効果はいまのところ確認できず、効果化でてくる1週間から2週間後にわずかながら増加率は減っていくものと考えられます。

当局によると10万9831人のうち116人が外国からの入国者となっており99%が国内で発生しているとしています。最も多いのは首都圏でソウル郊外の京畿道で3万6507人、ソウル2万5626人、仁川で734人とこの首都圏だけで6万9475人と全体の63%を締めています。

また重傷者はは389人となっており、2月上旬から200人台となっていたものの14日には306人と増えており、こちらもわずかづつ増え続けています。一方で死亡者は18日は45人で累計7283人となりました。あくまで発見されている感染者における致死率0.41%となっており、亡くなった45人のうち34人が80代以上と高齢者で70代が7人、60代が3人、50代が1人となっています。

感染拡大も規制緩和

韓国ではこのように10万人という規模になったものの、防疫措置の緩和を発表しています。理由は感染者が急増しているものの重傷者や死亡者は少ないという理由で病床使用率も30%台のためです。韓国では来月9日大統領選を控えており、感染者数が最大になるなか投票に入るということになります。