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世の中にはちょっと変わった表現をする人がいます。特にクリエイター系ではそれが尖る傾向もあるのですが、今回は他人が「ズッコケ」たシーンだけをただ描くというロシア人の画家を紹介します。

サンクトペテルブルク出身の画家は手術を受けた後、凍結した道で絶対に転びたくないと考えた。そしてこのことに注意を向けようと一風変わった方法を思いついた。

ルーベン・モナホフさんは2019年から写実主義的な作品を創作している。そこには、サンクトペテルブルクの凍結した道で転倒する人々が描かれている。

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今回紹介するロシア人のルーベン・モナホフさんはかれこれ3年ほど前から人が凍った道でズッコけるシーンをただ描くというちょっと変わったことを行っています。

モナホフさんによると「ここ(サンクトペテルブルク)では、冬、伝統的に通りの凍結の処理がされていません。毎日、凍った道で転倒する人を見て、そのたびにまるで自分が転んだかのように心を痛めていました」と語っています。

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実はホナホフさん2018年末、つまりズッコケを描く前に脊髄の手術をしておりリハビリに半年もかかっていたとのこと。そのため「ズッコケて背中を痛めるとヤバイことになる」という理由で絵を描き始めたとのこと。

彼によると「転倒するシーンは人の記憶に鮮明にかつはっきりと残ります。その人の衣装は資料としてカメラで撮影します。私の行為はあまりいいものではないですが…」と語っています。もちろんホナホフさんはこの凍結をどうにかできないか当局に訴えるものの反応は無し。

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一方でサンクトペテルブルク市はSNSで彼の絵を紹介しており、一応それなりの反応はあるといいます。ただホナホフさんは「市の住環境整備課の職員たちが芸術に興味を持っているとは思えません。街の清掃状況を見ている限り、彼らにとってこうした問題はなんの意味も持っていないのです」と批判してます。