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海外メディアによると、アメリカやドイツ、フランスなど欧米各国がここにきてウクライナに対して武器や資金供給を行うと相次いで発表しました。

ロシアからの侵攻にあっているウクライナ。短期間に首都が陥落するのではないかと発表されていたものの、侵略しているロシアから停戦交渉を持ちかけるなど意味不明な行動にでていたのですが、反面ウクライナ軍、および国民からのかなり反撃にあっており、ロシア側に相当な被害がでているとされています。

一方でその武器の一部、もしくは多くが西側が事前に供給していた対戦車兵器などが役にたっていると考えられます。ただ、この武器がなくなりつつあると報じられており、今月26日欧米各国がウクライナ支援を行うと発表しました。

CNNなどによると、今月26日ブリンケン米国務長官はウクライナに対して3億5000万ドル(約400億円)規模の軍事支援を発表しました。具体的な支援内容は不明ですが、主に兵士が直ぐに使用できる対戦車兵器、対空兵器と考えられます。(参考)

▼現代戦車をほぼ一撃で破壊できるジャベリン対戦車ミサイル。第二次世界大戦中に作られた戦車等の装甲に対して80cmの貫徹力がある。


さらにドイツはウクライナに対して対戦車ミサイル400発、及び装甲兵員輸送車(兵士の移動に使う軽装甲を施した車両)14両を供給すると発表。またこれとは別に自走対空砲50両を供給できるという報道が一部で報じられているのですが、これは訓練が必要なもので仮に供給されたところで運用できるのかは不明です。(参考)

またフランスについてもウクライナに対して3億ユーロ、400億円規模の追加軍事支援を発表。フランスはこれまでウクライナに対しては平時も軍事支援はしたことはなかったとしているのですが、初めて供給を発表しました。(参考)

なぜ今吹供給なのか

不思議なのは欧米がなぜ今の段階になって武器の供給を決めたのかです。これは事態の進行が速く、かつロシアが大隊を投入してくるなどガチの戦争をしかけていることから事態を重く見た可能性があります。

またウクライナの大統領に関してアメリカが亡命するよう呼びかけたもののこれを拒否し国内で戦うとつたえたらしいと発表されており、その覚悟が欧米側の心理に影響を与えた可能性があります。

いずれにしてもウクライナの状況は善戦しているとされているものの今後どう事態が動くのかは不明であり世論のウクライナを支持する声かつロシアの普通の一般国民ではなくプーチンおよびその政治家らに対する批判が高まれば首脳も行動しやすくなる可能性があります。