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西側の多くのメディア、もちろん一般人でもウクライナは短期間に占領されると見られていたのですが、ここにきてウクライナ軍による想定外の被害に合いロシア軍の侵攻が鈍化しているといわれています。これについてはそうではないという意見もあるのですが、ロシア軍内で混乱が生じていると一部で報じられています。

ロシア軍がウクライナの軍事力で押さえつけられている…そんな印象がある今回のウクライナ侵攻。これについては意図的にロシア軍が侵攻を止めている説なども当然あるのですが、最近イギリス企業が解析した結果として、ロシア軍が普通の無線を用いて交信している内容が発表され、その中にはロシア軍同士が見方撃ちをしてしまうなどの内容もあったとしています。

航空万能論というサイトによると、これはShadowBreak Intlという企業が発表したもので、ロシア軍が暗号化通信に非対応のアナログ通信機を用いて交信、つまり私達が使用しているようなトランシーバー的な無線を用いて交信しており、その内容はアマチュア無線家でも傍受可能だとしています。

問題はその無線通信の内容です。記事によると音声ファイルは公開されているらしいのですが、内容としては、これまでもよく言われていた『燃料が足らない』というもの、『地図がない』『航空支援を要請する』というものから部下を罵る内容や連携不足から友軍同士で見方撃ちをしてしまうなどの内容も含まれていたといいます。

この内容は随時公開していくといい、翻訳家を中心にどのような会話がされているのか解析を進めるとしています。

いずれにしても、アメリカ軍の海外派兵と比べると統率がとれいないことは確実であり、ロシア軍内で何らかの混乱が生じていることはほぼ間違いないと考えられます。その理由については、そもそもロシア軍が『訓練』という理由でウクライナ侵攻に入った兵士らが一部にいるとされ何の準備もしていない状態で実戦となれば混乱が生じるのは当然のことだと考えられます。