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ちょっと前に南太平洋で火山が爆発し日本でも津波が観測されたのですが、今回紹介するのは隕石による津波です。日本の神戸大学など海外の研究チームはトンガに残された巨大な岩を科学的な調査を行った結果、津波により運ばされたことが分かったと発表しました。

現在のトンガに残る伝承『赤い津波』。14世紀、このトンガは強力なトゥイ・トンガ王国がありその周辺地域に絶大な影響力があったといいます。しかし、15世紀中頃突然、近隣の首長国に対する対外的な影響力を失ったといいます。

伝説と科学の架け橋 15世紀のトンガ王国を襲った大津波の現地調査から見えること | Research at Kobe

この急速な変化に関して神戸大学によると「内政上の混乱があった」という説が見受けられるのですが、実はそうではなく、隕石の落下により巨大津波が当時のトンガ王国を襲い、滅んでいた可能性が高い事がわかったとしています。

これは神戸大学大学院海事科学研究科のChristopher Gomez教授と、ソルボンヌ大学及びケンブリッジ大学等の研究者の研究グループが共同で行ったもので、トンガの地上に残された巨大なサンゴ礁の真下に残された堆積物の放射性炭素年代測定(C14年代測定)を行うなど分析を行った結果、トンガ王国が滅んだ15世紀に発生にこの巨大サンゴ礁が運ばれた津波が押し寄せていたことが分かったとしてます。

▼サンプルが採取された巨大サンゴ
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トンガには現在も『赤い津波』という伝承が残されており、この津波により巨大な岩が陸地に残したという神話がある他、ニュージランドのマオリとオーストラリアのアボリジニにも同様の伝承があるといいます。

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そして決定的なのは、当該地域に海底には隕石が落下クレーターが存在している点です。このことから15世紀に巨大津波が発生し、トンガ周辺に最大30メートルを超える津波が突如襲い、地域を一掃したということになります。
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