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ウクライナに侵攻したT-90やT-○○といったロシア軍の戦車。一方でその多くが道路上に数珠繋ぎ状態に並んでいると報じられているのですが、実はその理由はの一つとして地域特有の『泥』で立ち往生する事態が発生している可能性があります。

なぜロシアが今軍事侵攻を始めたのか、その理由の一つとしてこの地域、特に春になると氷が溶け土壌がドロドロになり進軍に影響がでるという理由が挙げられています。これに関して、SNSにウクライナに侵攻したロシア軍のT-90と自走砲がドロにハマり放棄されているものが撮影されました。


これは先月撮影されたものですが、T-90戦車が前にあり…

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その後ろに自走砲という位置関係です。双方はワイヤーで接続されており、戦車を救助するため自走砲が投入されたものの失敗し放棄されたと考えられます。ただし、これが本当にウクライナ侵攻の戦車なのか、Z文字も無いため不明です。
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T-90はロシアで運用されている戦車の中では比較的新しいタイプのものになるのですが、この程度のドロでもはまって動けなくなることがわかります。ただ、ドロにハマったというよりも戦車そのものが故障し回収しようとしたものの失敗した可能性も考えられます。

いずれにしてもウクライナでは春とともにこのような土壌になるらしく、道路以外の進軍は地雷並に厄介であることが伺えます。

このような場合、どのように回収するのかはいくつか方法があるのですが、第二次世界大戦中から現在も使われる場合があるのは丸太です。第二次世界大戦中の戦車には側面に丸太が付いているのを目にするのですが、実はドロにハマった時にこれを使います。


使い方は単純で、履帯の前に丸太を置きワイヤーで履帯と固定するだけです。この方法は現在のアメリカ軍でもマニュアルとしてあると紹介されています。(参考)