この情報はあくまで非公式のものになるのですが、実は最近ハッカーがNVIDIAにサーバー攻撃を行い、GeForce RTX 4000シリーズの機密情報を入手することができたとしています。このRTX 4000シリーズは今年9月にも販売されるのではないかとされているのですが、その性能が非常に高くワットパフォーマンスにも優れていると考えられています。


では具体的な性能はどうなのか。ハッカーにより入手した情報として『AD102 GPU』というハイエンドシリーズでは RTX 4090や4080がこれにあたるのですが処理性能に直結するCUDAコア数が18432基と、現在のRTX 3080Tiや3090の10200～10400基よりも1.7倍ほど多く搭載しています。つまり単純に1.7倍ほど高性能化するという計算です。GPU仕様一覧表 - NVIDIA GeForce Wiki*

ではその下位モデルはどうなのかAD103 GPUというRTX 4070等に搭載されるCUDAコア数は10752基となっており、現在RTX 3080Tiや3090とほぼ同等です。かつ二次キャッシュも4MBから64MBに増加されており、これが予想では10万円程度で販売されると考えるとかなり魅力的な製品になっていると考えられます。

さらにその下位モデル、ゲーミングPCゲーミングとしては入門的な扱いの4060ではどうなのか。CUDAコア数は6144～7680基となっており、現行ではRTX 3070Ti(6144基)からRTX 3080(8704基)未満となっており、こちらも現行のゲームでは4K解像度でもある程度満足に動かせるレベルと考えらられます。

4Kゲーミング時代に突入

GeForce RTX 4000シリーズの狙い所は何のかという点について、簡単に説明すると4Kゲーミングに対応したGPUという印象を受けます。現行の3000シリーズでは3070以上、できれば3080程度なければ高画質で4Kゲームを動かすことができず高額であるためそれができないという状況でした。

しかし、RTX 4000シリーズでは下位モデルの4060でもある程度の画質で4Kゲーミングが行え、4070程度であれば最高設定でも60FPSを出せる能力がありミドルレンジモデルでもようやく4Kに耐えることがえできる性能となりました。

一方で心配なのは消費電力です。近年4Kゲームなどの登場もあり消費電力も増加傾向があるため例えばRTX 4070では単純に300～400W程度の消費電力は覚悟する必要がでてきそうです。