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海外メディアによると今月5日、ウクライナに侵攻したロシア軍機に関してあくまでウクライナ側の発表によると10機撃墜したとしています。実はこの中にはSu-30SMという戦闘機、Su-34という戦闘爆撃機も含まれロシア側にも損失がそれなりに出ている可能性があります。

ウクライナ軍参謀本部が今月6日に発表した内容として5日の1日間前後でウクライナの防空システム等により10機あまりが撃墜されたと発表しています。機種はSu-30SM 戦闘機1機、Su-34戦闘爆撃機 2機、Su-25 攻撃機2機、Mi-8 輸送ヘリ2機、Mi-24 攻撃ヘリ2機、偵察機1機です。

これが正しいのかについてはSu-34撃墜された映像や写真は既に公開されている他、Su-30SMについてはパイロットが脱出し捕虜になる姿も撮影されています。

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こちらが撃墜されたSu-30SMのパイロットです。パイロットはクリミアに拠点を置くロシア海軍の第43独立海軍攻撃航空連隊所属としています。

ではどのような兵器で撃墜されたのか。Su-30SMに関してはウクライナ軍のS-300PSという地対空ミサイルもので、これ自体は1982年頃に設計されその保証期間は2012年頃に終わっているようなものだったとしています。

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ウクライナの防空システムについては既に壊滅状態にあるとされているのですが、5日時点ではかろうじて稼働状態にあることが伺えます。ただ現時点ではほぼ無いような状態になっていると考えられ、今後は歩兵が使うような局所的な防空ミサイルにより、特にヘリなど低空、低速機を中心に撃墜事例がでてくるものと考えられます。

▼撃墜されたSu-34 Twitterより
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