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韓国メディアによると過去6回の核実験を行なった北東部の豊渓里核実験場について、そんの周辺で何らかの建物を建設している様子が人工衛星により撮影されたと報じられています。

YTNなど韓国メディアによると、米国商業衛星が今月4日撮影した写真として先月までは空き地だったところに木材が積み上げられ新しい建物を建設したり既存の施設を補修するなどの活動が確認されたとしています。

[국제]北 풍계리 핵실험장 건축 공사...“핵실험 재개 준비 가능성” | YTN

米国ミドルベリー国際学研究所によると核実験場に用いる坑道を建設するため木材などの資源が必要であり、それに使用する木材の可能性があるのですが実態は明らかになっていません。いずれにしても新たに建物等を建設していることは間違いないとしており新たな活動が始まっていることを示唆する兆候と受け止められています。

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2018年以降初めての活動

この豊渓里核実験場は2006年10月9日の初回以降、計6回の核実験が行われてきました。2018年5月には過去に閉鎖するなどして爆破しました。これは当時、米朝会談を控えたこともありその雰囲気作りとして北朝鮮側がロシアなど取材陣の前で爆破していました。以降、約4年あまり特に活動は見受けられなかったのですがここにきて新たに建物を建設するなど活発化しているとのこと。

仮に核実験を実施するとなるとジェフリー・ルイス局長は数ヶ月ほど時間がかかるだろうとみています。

この爆破については当初から内部全体を爆破していないといわれています。2019年10月時点で「北朝鮮は使用してない3つの坑道を爆破しているものの補修すれば使用可能だ」とされており、復旧までには数週間から数カ月程度あればできるといわれています。