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一度失われたら二度と生えてこない歯。近年、永久歯が生えないという子供が増えているとされているのですが、そのような方や虫歯・事故等で歯が失われた人に対して歯が生えるという夢のような薬が、日本で試験をはじめると報じられています。

日本メディアによると、この薬を開発しているのは京大のスタートアップ企業『トレジェムバイオファーマ』が開発したもので、この謎の『歯生え薬』は高橋克最高技術責任者(CTO)らが実に20年という歳月をかけて研究してきた成果を元に創業した企業で、今後治験を進めていくとしています。

具体的にどのような時に使えるのかという点ですが、先天的に永久歯が生えない先天性無歯症の人、そして虫歯などで永久歯が抜け落ちた後でも使えるといいうもので、「歯の芽」に働きかけ歯を生やす効果が期待できるとしています。

記事によるとマウスや犬では歯が生えてくることを確認しているといい、今後医薬品の製造・品質の管理基準「GMP」に沿った製剤準備をはじめ、はやければ2年後の2024年以降に先天性無歯症の患者を対象に治験を開始するとしています。

現在、この治験の前の安全性試験を行う段階で既に4億5000万円を調達しているとのことです。

この薬についてネット上では「俺も一本永久歯にならなかったから試したい 」「ぜひ実現して欲しい」という意見が多く寄せられています。