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一昔前まで飛行するのはアメリカ本土や外国の基地。そして海外の戦争には参加しないという箱入り娘として長らく過ごしてきたのですが、今はそうでもありません。先月中東にF-22が派遣されたのですが、翼が砂で覆われるなど非常に珍しい姿が撮影されました。

その高いステルス性能、そして機動性…。世界初のステルス制空戦闘機として配備され現在もその戦闘能力は折り紙付きです。まさに存在そのものが抑止力になるのですが、実は最近、先月になるのですがバージニア州ラングレー空軍基地に所属する第1戦闘航空団のF-22がアラブ首長国連邦に派遣されました。これはテロの脅威から国守るとして派遣されたものになります。

そして2月12日に到着したのですが、その活動の様子が最近米軍から発表されました。

F-22 Appears To Be Covered By Dust After About One Month Into Deployment To The Middle East - The Aviationist

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こちらがその写真です。見出しで紹介した上の写真は3月9日に撮影されたもので、空中給油を受けているときのものです。下は別アングルとしているのですが撮影に日時は不明です。

F-22は高いステルス性能を発揮するためこちらも高価な塗料が全体に塗られています。銀が配合されている云々という話も見聞きしたことがあるのですが、いずれにしても非常に高価でかつデリケートな塗装がされています。

当然、砂で覆われてはステルス性能は発揮できないと考えられるのですが、どの程度影響があるのか。この手の通常任務では意図的にレーダーを反射する装置を搭載しておりステルス状態は計り知ることはできないと思います。

記事によるとF-22の1時間あたりの運用コストは1機あたり6万ドル(約600万円)としており、機体も高価ですが維持コストも高く、現在は爆撃機といった分野ではより安価なステルス爆撃機というものが開発されており、今後登場するであろう第6世代戦闘機も極力安価に維持できる機体開発がされる可能性があります。

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