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ウクライナに侵攻したロシア軍。現在主に陸と空による戦力で侵攻が進められているのですが、多くの損害もでていると報じられています。今回は航空機です。最近ロシア軍の攻撃ヘリが低空で機首を上げてロケット弾を掃射するという理解し難い攻撃を行う映像が撮影されました。

この映像は2022年3月17日にTwitterに投稿された映像で、ロシア軍のKa-52が低空でウクライナ側に攻撃している様子が撮影されました。問題はその攻撃方法です。発射したロケット弾は無誘導のもので敵の戦車といった目標に対し機首を下げ発射することが通常なのですが、映像では逆に機首を上げて発射していることが確認できます。

発射は複数回行なっており誤射ではなく意図的に行なっていることは間違いありません。なぜこのような攻撃方法をとったのかです。

理由として考えられるのはウクライナ側の防空網がまだ健在で脆弱なヘリでは高度を上げれない点です。そのため、地上スレスレを高速飛行し機首を上げ、ロケット弾に勢いと角度をつけた状態で発射することで遠くまで届けるということを行なっていることで間違いない考えられます。

これは無誘導兵器による無差別攻撃ということになるのですが、ロシア軍としては既に前線部隊では高価な誘導兵器は使い果たした可能性があると見られており、このような安価で大量にある無誘導兵器が多く使われているとも言われています。

いずれにしてもロシア側が『壊れたゲーム機』のように連呼していた「私達は一般市民をターゲットにしていない」「高精度のミサイルで破壊した」などというのはこの映像から見ても嘘であることは明らかでです。