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21世紀の人々を悩ませる病、うつ病。これに関してうつ病と診断された人について自宅より長く時間を過ごした人ほどより症状が重くなることがわかったと報じられています。

様々な要因でうつ病は患います。これは気さくな人、神経質な人、「自分はうつ病にはかからない」と思っている人も、身近な不幸などが原因でポッキリと心が折れ、うつ病を患うことがあります。ではこのような心の傷のような寝て治るような症状について、むしろ家でじっとしていないほうがいいという研究結果が報告されています。

Spending More Time at Home Is Linked to More Severe Symptoms in People With Depression - Neuroscience News

これはイギリスの大学キングス・カレッジ・ロンドンの精神医学神経科学研究所の研究者が発表したもので『自宅で過ごした時間と大うつ病性障害(MDD)の人々の症状の重症度との関連を調査する』というものです。

調査は2週間。大うつ病性障害(MDD)と診断された164人にスマートフォンおよび体に身につけるウェアラブル端末からその行動を把握するというものです。その結果、自宅でより多く時間を過ごした被験者ほどうつ病の症状が重いことが分かったとしています。
また高齢でうつ病がより深刻な人ほど調査期間自宅ですごく時間も長くなることがわかったとのこと。
また全体として「自宅で過ごした時間と症状の重症度との関連は、週末よりも平日で強かった」としており、要するに平日に自宅で過ごす時間が長い人ほど重症度も高くなるということになりそうです。

研究者によると「スマホなどを用いたデータは個人の精神的健康のリモートモニタリングを改善するための、臨床的に関連する情報を提供する可能性があることを示しています」と話しており、患者の行動を把握することでうつ病を少しでも改善できるような方法が見つかる可能性あるとのこと。

記事によるとうつ病は世界中で2億6400万人以上が苦しんでおり、身体的または心理的状態、失業や生活の質の低下、自殺に関連しています。大うつ病性障害の症状は変動する可能性があり(症状がよくなったり悪くなったりするという意味)、その重症度の評価は、患者が提供する情報に大きく依存しているとのことです。
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