ニューヨークポストによるとあくまでウクライナ側の発表として、ウクライナの首都キエフに侵攻をしかけていたロシア軍部隊の大佐ユーリ・メドベージェフという人物が戦車に轢かれ、両足を失うレベルの負傷をしたと報じられています。

"병사가 탱크로 지휘관에 돌진"…사기저하 러軍, '하극상'까지 벌어졌다 - 머니투데이

いったい何があったのか。記事によるとこれは偶発的な事故に巻き込まれたのではなく、部下の兵士が戦車(予想では歩兵戦闘車)でひき殺そうとしたためだとしています。

▼ベラルーシの病院に運ばれるという写真。


この大佐は37独立親衛自動車化狙撃旅団だと一部の国内メディアは報じているのですが、なぜこのような事故が起こったのか。

記事ではこれもあくまでウクライナ側が発表しているものとして、事故を起こした当該部隊でも当初から侵攻に反対している兵士が多かったとしています。
しかし、戦争が激化するな祖国に帰ろうとしたものの、指揮官が戦闘を継続するよう命令をだしていたといいます。これは軍隊であれば当然のことになるのですが、一方で、ロシア軍の間では見方が帰ってこない、つまり多数の戦死者が出ていることに恐怖を感じている兵士が多くいるといい、その状況下で混乱した兵士により部隊の指揮官を殺害してでもロシアに帰ろうとした結果が今回の出来事だとしています。

▼轢かれた大佐とされる人物。一応生きています。


なんどか紹介しているのですが、これはあくまでウクライナ側の発表であり真実はどうなっているのかは不明です。ただこの大佐は何故かキエフからロシア側ではなく西に離れたベラルーシの病院に運ばれたとしており、その様子も写真があることからある一定の信憑性はあるのではないかと考えられます。

疑問なのは「戦車砲や機関砲を用いれば確実ではないのか」という点です。予想では砲手ではなくドライバーが出撃前に暴走した可能性が考えられるのですが、この内容についてはウクライナ側が「ロシア軍が混乱してる」「指揮が低下している」という付け足しが行われている可能性もあります。