海外の軍事系メディアによると、イギリスの主力戦車『チャレンジャー2』に関して既存戦車に対して順次アップデートを行い、2027年にチャレンジャー3として納入を目指しすと発表しました。また戦車部隊についても改変が行われるとしています。
The Driveによると、英国陸軍が現地時間今月24日にチャレンジャー2のアップグレードを実施する式典を実施し、Pearson Engineeringという施設では搭載する現在新しい主砲システムの製造を行なっているとしています。
British Army’s Next-Generation Challenger 3 Tank Is Now Under Construction
現在イギリスにはチャレンジャー2を4つの連隊でそれぞれ56両、合計224両運用しているのですが、このうち148両に対しアップグレードを実施します。一方でアップグレードされない残り車両は退役させるとしています。また2021年時点で76,000人の兵士を72,500人まで減らすという再編成も行うとしています。
具体的にチャレンジャー3へアップグレードではどのような装備が搭載されるのか。記事によると、主砲が交換されます。チャレンジャー3では 現在の『L30A1 55口径120mm ライフル砲』から同じくラインメタル製の120mm L55A1滑腔砲に変更されます。これによりより強力な砲弾を発射することができ、戦闘能力が底上げされることになります。
そして防御面です。チャレンジャー3では新たに取り外し可能なモジュラーアーマーの搭載、そしてイスラエル製の評判のよいトロフィーアクティブ防護システムを搭載します。
トロフィーアクティブ防護システムは飛来する対戦車ミサイルを検知し被弾する前に撃ち落とすというものです。イスラエルのメルカバ戦車以外にもドイツのレオパルト戦車、アメリカのM1戦車にも搭載を予定している優れた防御兵器です。
イギリスとしてはこのチャレンジャー3を2040年まで運用します。懸念されるのは戦車の重量です。このアップグレードに伴い車重が数トン重くなると考えられるのですが、エンジンはアップグレードされないとしており性能向上と引き換えに機動性は一部落ちるということになりそうです。
British Army’s Next-Generation Challenger 3 Tank Is Now Under Construction
現在イギリスにはチャレンジャー2を4つの連隊でそれぞれ56両、合計224両運用しているのですが、このうち148両に対しアップグレードを実施します。一方でアップグレードされない残り車両は退役させるとしています。また2021年時点で76,000人の兵士を72,500人まで減らすという再編成も行うとしています。
具体的にチャレンジャー3へアップグレードではどのような装備が搭載されるのか。記事によると、主砲が交換されます。チャレンジャー3では 現在の『L30A1 55口径120mm ライフル砲』から同じくラインメタル製の120mm L55A1滑腔砲に変更されます。これによりより強力な砲弾を発射することができ、戦闘能力が底上げされることになります。
そして防御面です。チャレンジャー3では新たに取り外し可能なモジュラーアーマーの搭載、そしてイスラエル製の評判のよいトロフィーアクティブ防護システムを搭載します。
トロフィーアクティブ防護システムは飛来する対戦車ミサイルを検知し被弾する前に撃ち落とすというものです。イスラエルのメルカバ戦車以外にもドイツのレオパルト戦車、アメリカのM1戦車にも搭載を予定している優れた防御兵器です。
イギリスとしてはこのチャレンジャー3を2040年まで運用します。懸念されるのは戦車の重量です。このアップグレードに伴い車重が数トン重くなると考えられるのですが、エンジンはアップグレードされないとしており性能向上と引き換えに機動性は一部落ちるということになりそうです。