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航空自衛隊に採用されている戦闘機。これは主にアメリカが開発したものが運用されているのですが、実は過去にロシア製の戦闘機の採用するため、3人のパイロットが派遣されたことがあると報じられています。

戦闘機を自国で作り輸出している国はいくつかあるのですが、その中でもアメリカをはじめ欧州各国、そしてロシアが有名です。ロシア機つまりソ連機も含まれるのですが例えばインドや中国といった国々でも採用されています。

Японская пресса: Су-27 – советский истребитель, который мог попасть на вооружение Токио

これはロシア系の軍事ニュースサイトによると日本がロシア機の採用を考えるため動き見せていたのは1989年以降です。記事によると、当時パリで行われた航空ショーでSu-27が披露したコブラといった特殊な曲芸飛行を目にし、日本を含め西側諸国に衝撃を与えたといいます。

▼今も行われるロシア軍の特殊な曲芸飛行


そこで日本ではSu-27 フランカーを一定数導入する案が示されたといいます。これは防衛で使うというよりも東側、つまりロシアや中国機、また北朝鮮といった敵機役として戦闘訓練機として使おうと考えていたといいます。

実際に日本は「ロシア側と交渉も行われていた」という内容が記載されており(翻訳
が正しいのかは不明)、日本としてはロシアの戦闘機を評価するため3人のパイロットをロシアに派遣。その場でSu-27を評価したといい、もしかしたら複座型に乗り込みプロ視点から実際の機動性などのチェックがされた可能性があります。

しかし、結果としてはこの案は廃案となりました。理由としてはSu-27の機体サイズが大きく目立ちすぎるという点です。またエンジンやボディーの問題や機体が高価だったこと、スペアパーツにも問題もあったといいます。

つまりSu-27を用いて敵味方に別れた模擬空中戦に使うにしても使い勝手が悪い評価されたものと考えられます。もちろん、ロシア機を使うくらいなら今までのようにF-15だったらF-15を敵役に使ったほうが使い勝手いいと評価された可能性あります。そしてアメリカ側の反応を気にする必要がありロシア機の購入というのは難しかった可能性があります。

Su-27をはじめフランカーファミリーは軍事ファンからは見た目が美しく非常に人気が高い機種です。日本人がこの機体を見るには近くではロシアか中国に行く必要があります。もし日本に採用されていれば日々投稿されてる戦闘機写真の中にSu-27が入っていたかもしれません。