image_249

先日、一部メディアがロシア軍の司令官かそのクラスの人物が自殺したという内容が報じられていたのですが、その理由が修理や物不足で戦闘車両が全く使えない状況となり、自ら命を絶ったとしています。(画像は参考資料)

イギリスのデイリー・メールなどが報じた内容として、あくまでウクライナ国防省が発表した内容になるのですが、数日前にロシア軍の司令官が自害したとされたことについて予備戦力の戦車が修理できない状況に追い込れたことが原因の可能性があるとしてます。

なぜこのようなよくわからない敵の情報を発表できるのかについて、ウクライナもしくは西側が傍受した内容を発表している可能性が高いと考えられます。
それによると自殺したとされているのはロシア連邦第4機甲師団内の第13戦車連隊の司令官という立場の人間だったといい、彼はウクライナ侵攻に対して予備戦車を投入しようとしたものの、動かせる状態にできたのは10両のうちわずか1両だったとしています。

▼ロシアのT-80戦車の操縦席、右側の黄色いのは主砲の最後(砲弾が入れられる部分)。
image_250

あくまで記事からの予想として、この予備戦車については主力戦車のパーツ取りみたいな感じで置かれていたものと考えられるのですが、これを失われた戦車の代わりとして整備して投入しようとしたものの、戦闘に必要な戦車の装備、記事では光学装置や電子機器などが存在せず何者かに(ロシア軍の兵士になりますが)盗まれていたことが分かったそうです。

その程度についてはエンジンすらも発見できなかったという具合だったといい、これについてはこのウクライナ侵攻が云々という以前に、数年前からこの状態になっていた可能性が伺えます。つまり司令官としては規律が求められるなかで重要な曲面で失態を犯したということになります。

ちなみに、この基地があるのはロシア領内でウクライナの国境からは35kmほど離れたところにあるとしています。同様の状況はこの基地以外も他にも出ている可能性があり、ロシア軍の追加の戦力が投入できない、補給が追いつかないという理由は軍内部の潜在的な怠慢とも言える状況にもあった可能性があります。

参考