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軍事に興味のある方であれば知らない人はいないと思われる、非常にユニークな形をした戦車。オブイェークト279(Object 279)。実はこれが最近メンテナスが実施されたらしく、極めて珍しい動く映像が撮影されました。



こちらがあまりに有名なオブイェークト279が動く映像です。この戦車は両サイド、後ろの装甲と言っていいのか分からないのですがパーツが取り外された状態で貧相な形をしています。

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こちらが博物館に展示されている車両です。過去、現代でも見られないような非常にユニークな形をしてることがわかります。

詳細は分からないのですが、モスクワ郊外のクビンカ戦車博物館で撮影されたものだと紹介されており、何らかの修復作業が行われたもので赤い塗装がされていることから新しくサビ防止などの処置も行われたと考えられます。

オブイェークト279

この戦車は今から60年以上前の1957年頃に開発が始まり3両が試作されました。しかし2両は完成せず1両が唯一現在も残されているとのこおで、この動画と写真の戦車になると思われます。

なぜこのような見た目になったのか。その最大の理由は核戦争とされています。従来の戦車はカクカクと多面体のような構造をしているのですが、核爆発の影響で横転するなどのリスクがあるとされていました。そこで曲面を多用。さらに合計4つの履帯を設けることでロシア特有の泥濘んだ土壌でも機動性を発揮することができるというものになりました。

密閉されており、放射性物質などが車内に入らないような構造が取り入れられています。また当時、重戦車という時代は終わりを迎える始める頃で、以降は世界中で機動性が優れた中戦車が発展していくことになるのですが、現在の戦車は50~60トンを超えるものになっており、主砲サイズや重量は当時の重戦車レベルとなっています。