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ロシアがウクライナに侵攻して50日以上が経過した現在、様々な状況が日々報告されていますが、その中でも十数両しか生産されていないのではないかと言われているSSR級装甲車となるBMO-Tがウクライナ軍に撃破されたと報じられています。

ウクライナ侵攻について、ロシア中枢はこれほどの被害を出すと誰が予想していのか。少なくともロシアのトップどころかアメリカ側も予想していなかった可能性もあるという、ある意味で異例な事態になっているこの戦闘。

詳しい日時不明なのですが、ウクライナ北部、首都キーウから北に120km離れたチェルニーヒウ地域でウクライナ軍が破壊したロシアの戦車を調査している時にBMO-Tを発見したとしています。



BMO-T
こちらが討ち取られたBMO-Tです。

BMO-T_1
こちらは車輌後部からの画像。焼けている様子が確認できます。

そもそもBMO-Tとは何なのかという点ですが。いわゆる戦車ではありません。広い意味では戦車に含まれるのですが、細かい分類では兵員輸送車という装甲を施した装甲車になります。

詳しい分類は人それぞれ違うので詳しい話はいいのですが、これはロシア海軍歩兵の火炎放射部隊専用の重装甲兵員輸送車(APC)としています。具体的に何をする車輌なのかというとか火炎放射とされているように、敵の拠点、例えば要塞やその施設に火炎放射(ミサイルの弾頭)を行うというよくわからない車輌です。内部には30ものRPO シュメーリロケットランチャーが搭載されているといいます。

RPO シュメーリロケットランチャー
これがRPO シュメーリロケットランチャーで弾頭にサーモバリック爆薬と焼夷弾、煙幕弾があり、この手の兵器は対戦車ロケットが大半なのですが、そのような装備ではなく立てこもる敵兵士を殺傷するため作れた専用の兵器となります。

そのため製造元では対戦車ロケットという分類がされておらず、『火炎放射器(焼夷兵器)』という位置づけがされています。

BMO-T_2
ではこちらの車輌は何なのか。車輌本体は2001年に運用が開始されたもので、ベースになっているのはT-72がベースになっています。もちろん砲塔は付いておらず、乗員はドライバーと車長兼機銃手の2名。他に7名の兵士を搭載し移動できる重装甲の兵員輸送車です。運用としてはRPO シュメーリロケットランチャーで武装した兵士を展開する車輌になりそうです。

初めて見た方も多いと思うのですが、あくまでWikipediaの情報によると少なくとも10両が生産されたと記載されているだけでよくわかっていません。

▼後ろから
BMO-T_3