
地上から人工衛星を打ち上げる現在唯一の方法『ロケット』です。しかし海外では様々な方法で宇宙空間にモノを送り込もうとしてます。その一つがグリーンローンチが開発している水素を燃料に超高速で発射する大砲システムです。
液体燃料と液体の酸化剤を大量消費して人工衛星を打ち上げる現在のロケット。その輸送コストは地上にあるどのモノよりも高価です。これが宇宙に展開するサービスのありとあらゆるコストを増加させています。
ではもっと安価にモノを送るにはどうすればいいのか。これは昔から考案されているものの結局実現はしていません。
その一つの案として現在開発が進められているのはグリーンローンチ案です。これは見出しでも紹介したように大砲を用いて人工衛星を発射するという案になります。
現在概念実証発射管として全長16.5mの砲身があるものを利用しています。これは一般的な軍用のモノとは異なっており水素を燃焼して発射するというものになっており、過去に行われた試験では発射速度は秒速11.2km、時速にしてマッハ32.7を記録しているとのことです。つまり10数秒で高度100kmの宇宙に到達するという脅威的な性能があります。
しかし同社はこれでは砲身が痛むということで、発射速度は秒速6km、マッハ17.5程度に制限する予定とのこと。今後推定される数値として、連射速度は60~90分、例えばこの砲身から発射可能な小型サイズのものであれば打ち上げコストは1/10程度になるとしています。また高度300~1000kmの範囲に2時間以内に到達可能と説明しています。
現在は高度100kmを超える宇宙空間に送り込めるようなものを開発しています。ただ問題なのはこの発射速度では強烈な加速度つまりGが発生することです。最大で30,000Gに達すると推定しており、このGに耐えることができる人工衛星を開発しなければならないという問題が生じます。
この部分が唯一コストがかかるところになるのですが、この打ち上げ方法自体が様々な研究でも使えるものでもあるため、人工衛星を打ち上げる以外の分野でも注目されていくことが予想できます。
参考
ではもっと安価にモノを送るにはどうすればいいのか。これは昔から考案されているものの結局実現はしていません。
その一つの案として現在開発が進められているのはグリーンローンチ案です。これは見出しでも紹介したように大砲を用いて人工衛星を発射するという案になります。
現在概念実証発射管として全長16.5mの砲身があるものを利用しています。これは一般的な軍用のモノとは異なっており水素を燃焼して発射するというものになっており、過去に行われた試験では発射速度は秒速11.2km、時速にしてマッハ32.7を記録しているとのことです。つまり10数秒で高度100kmの宇宙に到達するという脅威的な性能があります。
しかし同社はこれでは砲身が痛むということで、発射速度は秒速6km、マッハ17.5程度に制限する予定とのこと。今後推定される数値として、連射速度は60~90分、例えばこの砲身から発射可能な小型サイズのものであれば打ち上げコストは1/10程度になるとしています。また高度300~1000kmの範囲に2時間以内に到達可能と説明しています。
現在は高度100kmを超える宇宙空間に送り込めるようなものを開発しています。ただ問題なのはこの発射速度では強烈な加速度つまりGが発生することです。最大で30,000Gに達すると推定しており、このGに耐えることができる人工衛星を開発しなければならないという問題が生じます。
この部分が唯一コストがかかるところになるのですが、この打ち上げ方法自体が様々な研究でも使えるものでもあるため、人工衛星を打ち上げる以外の分野でも注目されていくことが予想できます。
参考