image_291

国内で発生以降、今も連日感染者数などが報じられいる新型コロナウイルスですが、これに関して1日60万人という桁違いな感染者数を出した韓国では政府がワクチンにより集団免疫が獲得できななどと主張し始めていると報じられています。

新型コロナが発生した直後、集団免疫という言葉を多く耳にしました。これは一般的にその国で当該ウイルスに対して免疫を獲得したことで感染拡大が抑えられるという言葉です。当然これはいつかは獲得できるという流れになります。

一方で、韓国政府の中央事故収拾本部の班長は今月12日、ラジオ番組に出演し「18歳以上の新型コロナワクチン3回目接種人口は74%に達しており、ウイルスに感染した人も含めると集団免疫を獲得したとみてよいか?」と質問を受け「その通りで今後感染の再拡大はかなり低くなっている」と主張したというものです。

この集団免疫に関しては例えば感染者やワクチン接種者が人口の7割程度に達すれば獲得できるとされているのですが、実は韓国でもほぼ同様のことが言われており、去年の時点で7割という言葉をだして「集団免疫が獲得できる」と説明していました。
しかし専門家らは「新型コロナは変異を続けながら流行を続けており、再感染が相次いで出ている状況で『集団免疫』に言及するのは根拠が不十分だ」と指摘したと報じられています。


新型コロナに関してはかつて2回接種すれば安全としていたものの今は3回となり、ワクチンを2回接種しても普通に感染するなど終わりがない状況となっています。政府としては集団免疫という言葉をだし国民を安心させたいという思惑や明るい将来像を見せたかったと考えられます。

いずれにしてもいつまでこの生活を続ければいいのか、この行動が抑制された生活が当たり前になるのではないかという不安があるのも事実であり、誰がこれを終わらせるのかは今はウイルスが云々ではなく、政府の判断と国民の意識以外は無いのかもしれません。

参考