
海外の軍事系メディアによると中国山東省の山頂にサイズとして70マイルの大型フェーズドアレイレーダーを建設したと報じています。このレーダーの観測範囲は朝鮮半島と日本のほとんど、およびロシア極東の一部となっています。
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New Chinese radar looks toward Japan, satellite image shows
既存のLPARは主に東側つまり台湾といった地域に対しての長距離早期警戒レーダーとして建設されたもののこれは日本、朝鮮半島を中心にロシア極東の一部に対してのレーダーになります。

また中国ではインドに対してLPARを同じく建設しており、このレーダーは主に地平線の下側から発射される高高度に飛びあがるミサイル、つまり弾道ミサイルのような飛翔体に対して早期警戒を行えるものであり、それは宇宙空間にも当然達しています。
レーダー性能としては詳細は明らかになっていないのですが、AN/ FPS-115レーダーのビームは中央から軸から最大60度偏向でき、各アレイが120度の方位角をカバーできるとされています。解像度については5600km圏内に対して10平方メートルのレーダー断面を持つターゲットを検出することができると言われています。