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Youtubeで再生数を稼ぐにはどうすればいいのか。簡単です。よりインパクトのある映像・主張をしそれを投稿すればいいだけです…そんな内容に釣られるのは視聴者なのですが、アメリカでは再生数稼ぎのため意図的に飛行機を墜落させたとしてとあるYouTuberの資格が取り消されたと報じられています。

元オリンピック選手のYouTuberであるトレバー・ジェイコブ氏は2021年12月、自身のYouTubeチャンネルに「飛行機が墜落した」という動画をアップロードしました。この動画を巡って「墜落事故は偽装されたものではないか」との声も上がったことから調査に乗り出したアメリカ連邦航空局が、ジェイコブ氏に対し自家用操縦士技能証明書を取り消すなどの処分を下したと報じられています。

GIGAZINE
今回やらかしていたのはトレバー・ジェイコブという記事によると元冬季オリンピックのスノーボード選手。実はこの人物、2021年12月に投稿した動画でをシエラネバダ山脈あたりを飛行中に、機体トラブルが発生したなどと主張し機体から脱出、パラシュート降下するという内容の動画を公開しました。

彼は当時親友の遺灰を山に撒くためこの飛行を行なっていません。

しかし、この動画については不可解な点があり。その一部始終が設定されたかのように展開が進んでいったというものです。具体的にはプロペラが停止し、ドアを開け、機体から飛び出すまでが自撮り棒で撮影されていました。ちなみにその様子は機体に複数搭載されたカメラで撮影されています。映像は編集され、まるで映画やドラマのような映像に仕上げられ公開されています。



常識的に考えてGoProのようにヘルメットにつけるものであれば考えられるのですが、自撮り棒で、自分の顔を撮影しながら飛び降りるという行為が緊急時に冷静に行えていたとは到底考えられず、一般人からもツッコミが入れられていた状態だったといいます。

結果、連邦航空局の調査として
  • そもそもエンジンが停止する前にドアを開けていた
  • 当局に緊急通報していなかった
  • プロペラの再起動も行わなかった
  • そのまま滑空すれば着陸できるところが複数あったにも関わらず脱出した
という理由から完全にヤラせだと判断しこの人間はパイロットとして不適当だと判断され免許が取り消しになったとのことです。

より過激にな映像を投稿するYouTuber

Youtubeに氾濫する問題行為の動画に共通しているのは、過激な内容を行なっている動画、そして過激な主張を行なっている動画です。これはより視聴者を集め、再生数を高めることで単に『収益を得る』ためです。

したがって無いことをでっち上げ、収益のためなら自身や他人を貶めるということがわりと自然に行われています。そうでもしないと再生数を稼げない、投稿してもほとんど再生されない、登録者数を維持できません。これはYoutubeを含めチャンネル登録者や再生数、イイね数がその人のステータスになりつつあるSNS界隈では常識にもなっていることが背景にあると考えられます。