地球から宇宙に物を打ち上げる。現在、唯一ロケットだけがそれを行なっているのですが、アメリカでは非科学・個体ロケットではない輸送技術が開発されています。それがSpinLaunch。これはクルクルと回転させ高速で放り投げることで宇宙に物を送り込もうという案です。
ニューメキシコ州に存在する『スペースポートアメリカ』、ここには宇宙関連の企業が多く進出しているのですが、その一つSpinLaunch(スピンローンチ)です。この企業は業界でも非常に稀な遠心分離機のような構造を用いて衛星などを載せた弾体を超高速回転させそのまま宇宙に飛ばすという案になっています。
NASA will test SpinLaunch's ability to fling satellites into orbit
つまりこれまでのようにロケットエンジンは搭載しておらず、地上から発射することができる装置ということになるのですが、これに興味を示しているのはNASAです。NASAはSpinLaunchと宇宙法協定に署名しており、NASAが開発したペイロードを今年後半にもSpinLaunchのから打ち上げるとしています。
現在SpinLaunchはプロトタイプとなる1/3サイズの装置を開発。この試験基を用いて時速1600km、マッハ1.3程度で弾体を加速させ一連の測定を行う予定です。
こちらがスピンローンチの衛星打ち上げ案です。映像を見てもわかるように実際はロケットを打ち上げる案になっており、最終的には時速8000km、マッハ6以上の初速で発射。高度100km程度の高高度まで打ち上げ、ロケットはエンジンを燃焼して軌道を目指すというものになります。
同社によるとロケットから第1段ロケットを取り除くと従来のロケットに必要な燃料と構造の約70%が削減されるとしており、従来の価格の10分の1ほどで宇宙に物資を送り込むこむことができるとしています。
ただ問題点はGです。クルクルと回転することで弾体には1万Gかかるとみており、壊れない衛星・ロケットエンジンを作る必要がありコストがかかることになります。
NASA will test SpinLaunch's ability to fling satellites into orbit
つまりこれまでのようにロケットエンジンは搭載しておらず、地上から発射することができる装置ということになるのですが、これに興味を示しているのはNASAです。NASAはSpinLaunchと宇宙法協定に署名しており、NASAが開発したペイロードを今年後半にもSpinLaunchのから打ち上げるとしています。
現在SpinLaunchはプロトタイプとなる1/3サイズの装置を開発。この試験基を用いて時速1600km、マッハ1.3程度で弾体を加速させ一連の測定を行う予定です。
こちらがスピンローンチの衛星打ち上げ案です。映像を見てもわかるように実際はロケットを打ち上げる案になっており、最終的には時速8000km、マッハ6以上の初速で発射。高度100km程度の高高度まで打ち上げ、ロケットはエンジンを燃焼して軌道を目指すというものになります。
同社によるとロケットから第1段ロケットを取り除くと従来のロケットに必要な燃料と構造の約70%が削減されるとしており、従来の価格の10分の1ほどで宇宙に物資を送り込むこむことができるとしています。
ただ問題点はGです。クルクルと回転することで弾体には1万Gかかるとみており、壊れない衛星・ロケットエンジンを作る必要がありコストがかかることになります。