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ただの白い塊の物質を『薬だ』と思い込むことでその症状が改善してしまうプラセボ効果。ではその薬が「偽物」と最初から知っていたらプラセボ効果はでるのでしょうか。面白い内容を紹介します。

プラセボ効果とは、処方された薬が実際には生理学的効果をもたらさない偽薬であっても、服用することにより何らかの改善が見られることを言います。そんなプラセボ効果は服用する本人が「自分が飲むのは偽薬だ」と知っている場合でも発生するケースがあると、心理学系メディアのPsycheが解説しています。

GIGAZINE
ありとあらゆる症状を治す。そんな万能薬とも言われてしまうのはただの白い塊の粒です。これはプラセボ効果という見出しでも紹介したように、何かを治す成分が入っていないにもかかわらず、服用した人が「病を治す薬」と思い込むことでまるで本物の薬のように改善効果がでるという不思議な現象です。

このプラセボ効果についてPsycheで紹介されているものとして、この偽薬効果はうつ病・痛み・ぜんそく・パーキンソン病・関節炎など様々な病気で出ることが確認されています。そのため、研究過程で人を対象に投薬が行われるのですが、プラセボ効果なのか本当に薬の効果なのか見極めるために注意深く観察する必要があります。

ではこの偽薬効果、服用する人が偽薬だと知っていても症状は改善するのかという疑問がでてきます。専門用語では「非盲検プラセボ」「非欺瞞的プラセボ」と呼ばれているもので、これまで行なった研究では本人に対して偽の薬だと伝えた上で服用してもらった結果、過敏性腸症候群(IBS)やADHD、日本人に馴染み深い花粉症まで一部で症状が改善されたことが確認されています。



記事では現時点で偽薬効果をつかっ治療というのは主流ではないとしています。ただ、各個人が非盲検プラセボを利用することはできるとしており、例えばお風呂に入ることで治癒効果があると思い込んだり、特定の飲み物に良い成分が入っていると思い込んだり、何らかの儀式等でも改善効果は期待できると指摘しています。

ちなみにこの手の薬に関しては例えばAmazon等で粒タイプ、粉薬タイプが販売されており、一般的には介護用の食品として販売されているものがあります。
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