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体の外から内部を見ることができるMRI。病気の特定などにつながる重要な情報を提供するツールなのですが、これに関してアメリカで開発された世界初となるポータブルMRIに関してそのコンパクトさに引けを取らず普通の一般的な脳の症状について検出できる精度があると報告されています。

2019年ヘルステック企業のHyperfineが世界初となるポータブルMRIを開発し2020年に米国食品医薬品局(FDA)の認証を受けたことで通常の医療機材として運用することができるようになりました。この『Swoop』という装置は、現在はディープラーニング技術を取り入れることでより画像を鮮明にするなど機能強化が図られているとしています。

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ではこの装置、どの程度の性能がるのか。サイズとしては半畳ほどの大きさで重量は200kgもあるというポータブルというほどでもないのですが、この装置を用いた最新の研究ではあくまで一般的な脳卒中の形態である虚血性脳卒中に関する研究としては被験者50人を用いた調査として90%の確率で脳の血栓位置を特定できるなど正確に検出できるとしています。その血栓サイズはわずか4mmです。

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もちろんこのサイズのMRIなので大病院にあるような数億円するレベルのMRIに比べると解像度はおちます。ただ、こちらは移動が可能で、かつ安価で運用することができるため患者はベッドの上でスキャンすることができるなど負担という面でも少ないとしています。したがってより多くの現場でMRIをするという行為が広まる可能性が高まると主張しています。

ちなみにこのMRIは固定式のMRIに比べて低地場MRIとなっており、周囲の制限はあると考えられるのですが病室などでも利用することができる装置になっているとのことです。