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人は何時間寝ればいいのか。これは仕事等様々な環境で大きく左右されてしまうこともあるのですが、アメリカと中国の大学が行なった50万人のデータから中年以上の年齢では7時間睡眠が最適だということがわかりました。

これはケンブリッジ大学と中国の復旦大学が共同で行なったもので、38歳から73歳まで約50万人の成人を分析。データには睡眠パターン、精神的健康、自身の幸福に関する調査データ、認知テストが含まれてています。また脳の画像(MRIなどの画像データ)や遺伝子データは約4万人分が含まれています。

Study finds seven hours of sleep to be optimal from middle-age onwards

その結果、睡眠時間が長すぎたり逆に短すぎると加齢に伴う認知機能低下の危険因子になる可能性があると述べています。つまり認知症です。

同様の研究はやはり他にも報告されており、例えば睡眠時間が短いとアルツハイマー病に関連する有毒なタンパク質(アミロドベータ)の蓄積を増加させる可能性があることが示唆されています。この研究ではいわゆる深い眠りのときに有毒なタンパク質を取り除く重要な脳機能が働くというものにもなっていました。



一方で睡眠が長すぎてもダメだとしており、こちらは2018年の研究では睡眠時間が長過ぎる場合も短い場合と同じように視覚的注意、記憶、問題解決能力および脳処理速度に影響を与えることがわかりました。合わせてうつ病、不安、および全体的な健康状態も悪化する傾向もみられたとしています。

研究を行なったケンブリッジ大学のバーバラ・サハキアン教授は「人生のすべての段階で、特に年をとるにつれてぐっすりと眠ることが重要です。高齢者の睡眠を改善する方法を見つけることはメンタルヘルスを維持するために不可欠です」と述べています。