かつて有人スペースプレーンとして運用を目指していたのはアメリカのシエラ・ネヴァダ・コーポレーションが開発していた『ドリームチェイサー』です。しかし現在は輸送機に生まれ変わったのですが、その初号機の画像が公開されたので今後の予定なども紹介していきましょう。
シエラ・ネヴァダ・コーポレーションが開発しているのは『テナシティ』という愛称がつけられた所謂ドリームチェイサー貨物機です。
このドリームチェイサーはもともとは国際宇宙などの地球低軌道への宇宙飛行士の打ち上げは民間に任せようというNASAの案で提案されていた機体です。結果スペースXとボーイングに破れ契約出来ませんでした。
その後、有人機を諦めつつ有人機に改良できる余地を残しながら開発を進め貨物機としてNSASと契約することができたのはこのドリームチェイサー貨物機『テナシティ』です。
2022年4月29日時点でこの貨物初号機『テナシティ』はコロラド州にあります。開発しているのはロッキード・マーティンでその組立てを行なっています。現在断熱コーティングなどはされていない段階ですが、今後、2022年8月~9月にNASAの施設に送られ熱真空試験などの厳しい審査に通過する必要があります。その試験を4ヶ月行なったあとNASAの宇宙センターに輸送。フロリダ州からユナイテッドローンチアライアンス(ULA)バルカンロケットに搭載されて国際宇宙ステーションに打ち上げられます。
今後の予定はかなり詰まっていると考えられ、初号機の打ち上げは2023年春に設定されています。現在バルカンロケットのうち上げも行われておらず、これがどうなるのかは難しい可能性があります。
ドリームチェイサー輸送機の船内(与圧部)、船外(非与圧)に貨物を搭載することができ貨物輸送量は合計5.4トン。国際宇宙ステーションで研究された資料を持ち帰ることができることでき最大量は3,175kgとなっています。
今後注目されるのは国際宇宙ステーション行ではなく、民間企業が運用する民間宇宙ステーションです。ただ、自前でこのドリームチェイサーを打ち上げる能力がシエラ・ネヴァダ・コーポレーションが無いという問題、現在の貨物型の使用を大きく変更しなければならないなどの問題も生じます。
そもそも民間宇宙ステーションが開発できるのかというブレ幅があまりに大きい目標に向けて今後も難しい開発が続けられると考えられます。
このドリームチェイサーはもともとは国際宇宙などの地球低軌道への宇宙飛行士の打ち上げは民間に任せようというNASAの案で提案されていた機体です。結果スペースXとボーイングに破れ契約出来ませんでした。
その後、有人機を諦めつつ有人機に改良できる余地を残しながら開発を進め貨物機としてNSASと契約することができたのはこのドリームチェイサー貨物機『テナシティ』です。
2022年4月29日時点でこの貨物初号機『テナシティ』はコロラド州にあります。開発しているのはロッキード・マーティンでその組立てを行なっています。現在断熱コーティングなどはされていない段階ですが、今後、2022年8月~9月にNASAの施設に送られ熱真空試験などの厳しい審査に通過する必要があります。その試験を4ヶ月行なったあとNASAの宇宙センターに輸送。フロリダ州からユナイテッドローンチアライアンス(ULA)バルカンロケットに搭載されて国際宇宙ステーションに打ち上げられます。
今後の予定はかなり詰まっていると考えられ、初号機の打ち上げは2023年春に設定されています。現在バルカンロケットのうち上げも行われておらず、これがどうなるのかは難しい可能性があります。
ドリームチェイサー輸送機の船内(与圧部)、船外(非与圧)に貨物を搭載することができ貨物輸送量は合計5.4トン。国際宇宙ステーションで研究された資料を持ち帰ることができることでき最大量は3,175kgとなっています。
有人ドリームチェイサーも諦めない
シエラ・ネヴァダ・コーポレーションはこのような理由で有人スペースプレーンの開発は閉ざされたものの、実は現在も諦めていません。同社は自費で有人バージョンを開発し続けており今後仮にNASAから資金提供が受けられた場合は2026年にも打ち上げできると信じています。今後注目されるのは国際宇宙ステーション行ではなく、民間企業が運用する民間宇宙ステーションです。ただ、自前でこのドリームチェイサーを打ち上げる能力がシエラ・ネヴァダ・コーポレーションが無いという問題、現在の貨物型の使用を大きく変更しなければならないなどの問題も生じます。
そもそも民間宇宙ステーションが開発できるのかというブレ幅があまりに大きい目標に向けて今後も難しい開発が続けられると考えられます。