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2022年1月、豚の心臓を人に移植するという世界初の遺伝子操作を行なった移植が行われたものの、その2ヶ月後に死亡しました。これに関してサイトメガロウイルスが原因だった可能性があると指摘されています。

アメリカの食品医薬品局がメリーランド大学対して緊急許可を与えた後、2022年1月手術が行われた、世界初の豚の心臓移植。結果的に死亡することになるのですが、今回その原因がブタに感染するサイトメガロウイルスが理由だった可能性があるとしています。

Feral Animal Virus May Have Been a Factor in Pig Heart Transplant Patient's Death

米メディアによると「そもそも移植する前に気づかなかったのか」という点は当然この手の検査は全て実施されていたものの検出されなかったといいます。また感染は心臓にだけみられたといい患者の他の臓器ではみられませんでした。そのため死因については今も結果は出ておらず、あくまでこのウイルスが見つかったというだけにとどまってます。

一方豚は、食品医薬品局の手順に従い各種ウイルス感染から防ぐよう設計された特殊な施設で飼育されました。ブタの心臓も摘出時と移植直前に検査しています。そして患者は術後1ヶ月半はうまく機能していたとのこと。

しかし、45日目に健康状態が悪化。呼吸が激しくなく、意識を失い、意思疎通が出来なくなったとしています。また移植を受けた人についてはそもそも心臓病末期の人だったものの人間の心臓の移植を受ける資格がありませんでした。それは移植の対象になる注意事項、特に医師の指示に従っていなかったためです。そして医師から今回の方法があると指摘されたところ了承していたといいます。

臓器移植についてはアメリカなど海外では進んでいるものの日本ではかなり稀です。そのため動物由来の臓器を移植する案が研究されているのですが、今回の事例は将来の移植に役立つことになると思われます。
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