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学生から社会人まで持ち歩く必須道具の一つとなっているスマートフォン。主にAndroid端末とiOS(いわゆるiPhone)端末があるのですが、これに関して双方の端末を所持している人は運転の質が異なることがわかったと報じられています。

アメリカ全土にサービスを展開する保険会社のJerryは、14日間にわたり記録された2万人分の運転記録を分析。実に1300万キロメートル分におよぶ記録から、速度やブレーキ頻度、方向転換、注意度などのスコアを算出しました。

Gigazine
スマートフォンにはGPSをはじめ様々なセンサーを搭載しています。これにより急加速したのか移動速度はどのくらいなのか、ソフトを使うことで情報を収集することができます。その研究を行なったのはウェブ分析サービスのStatcounter。

Android(SONYやSamsungなどの)端末とiOS(iPhone)で車の運転の質が異なる否かを調査しました。被験者は2万人で、うちAndroidが71.6%、iOSが27.68%となりました。結果は以下のとおりです。

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ピンクがAndroid端末、灰色がiOS。「Overall(総合)」「Distraction(注意)」「Speed(速度)」「Turning(方向転換)」「Accelerating(加速)」「Braking(ブレーキ)」となっておりそのスコアがグラフ化されています。個々の項目に対して運転適性の差を表したもので縦軸のスコアが高ければ高いほど安全運転ということになります。

この結果からiOS、つまりiPhone端末を使用している人よりもGoogleやSONYといったAndroid端末を利用している人の方が安全運転をしているということになりました。なぜなのか。

記事によると、考えられるのは端末を所有している人のの年齢差です。しかし、これもスコアと年齢別の使用率と特に因果関係があるようには見えず可能性は低いとしてます。一方で利用者つまりiOSを購入する層は感情レベルが高いという過去の研究も報告されており、そのような性格であるため運転もまた荒くなるという可能性が示唆されています。

ちなみに学歴などの差を双方で比較してもやはりAndroidユーザーのほうが明らかにスコアが高く、男女別でもAndroidユーザーのほうが明らかにスコアが高くなりました。

記事は以上なのですが、理由については不明なのですが、例えば端末の性能差がこれに影響されている可能性があります。つまり搭載されているセンサーがiOSでは比較的設計思想が似ており共通化されているもののAndroidでは製品ごとに使用や測定レベルに差が生じている可能性があるというものです。この研究が特定の同じ端末を配布して行われたものなのかは不明なのですが、スマートフォンを使った研究となると製品に理由がある可能性があります。