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ロシア国内でも数10両しか配備されていないというレア戦車T-90M。投入が確認されてからわずか1週間あまりで撃破されるという失態が明らかになったのですが、なんとその時の様子がドローンで撮影されていたとして映像が公開されています。

ロシアの国営企業ロステックの子会社が開発し今回始めて実践投入したのはT-90Mという戦車です。これはT-74の発展型、これはT-90にリネームした上で発展させた型という印象のある戦車なのですが、その中でも最も最新鋭のタイプがこのT-90Mです。

最大の特徴はびっくり箱として有名になったT-74の砲弾の位置を変更するなどして乗員の生存率も大幅に向上させたというものでT-74から続くT-90とは異なる砲塔デザインになっている点です。これ以外にもエンジンや防護面、センサー類も異なっているという、大規模な改修型になります。
こちらがそのT-90Mが撃破された時の映像です。この映像からどこからどのように発射され撃破されたのか状況がよくわかります。

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まずミサイルが発射されたのは画面向かって左上です。そして撃破されたT-90Mはそちらの方向ではなく反対側、画面向かって右側に主砲を向けています。つまり全く警戒していなかったということになります。

この時用いられたのはスウェーデン製の砲兵が使う無反動砲「カールグスタフ」です。
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映像を見る限りでは戦車右後方です。命中後の煙などから考えるとやはり砲弾にも誘爆している可能性が考えられるのですが、どちらかというと黒煙が目立つので燃料系も爆散してあのような形になった可能性が伺えます。

乗員がどうなったのかについては情報はないのですが、そもそもあの位置に不自然に停止していたことを考えると、何らかのトラブルが発生し戦車を放置した可能性、またこの映像の前に攻撃され停止したところを次の攻撃で破壊されたという状況も考えられます。

いずれにしても『やられ役』となりつつあるT-72その発展型T-90なのですが、今回は戦車の中でも最も防御力が脆弱な背面を狙われたものであり、同じ攻撃に晒された場合は西側の戦車でも同様の被害が出ていたと考えられます。


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